がんと闘う人たちのQOLアップを応援 神奈川県横須賀市がウィッグ購入費助成をスタート
抗がん剤治療による脱毛など外見の変化は、生命の危機には直結しないものの、患者の大きな心理的負担となり、外出が減ったり、人と会うのが面倒になったり、仕事や学校を辞めたり休んだりしてしまうなど、QOL(Quality of Life・生活の質)を大きく低下させることがある。神奈川県横須賀市では、抗がん剤治療等の副作用による脱毛症状に対応するためにウィッグを購入した費用の助成を、このほどスタートした。 横須賀市民が2024年4月1日以降に購入したウィッグ(全頭用・部分用・毛付き帽子)と、装着に必要なネットの購入に対する費用を上限3万円助成する(ウィッグ購入費が3万円以下の場合は購入実額）。1人につき1回限り。申請方法は、横須賀市ホームページの同事業紹介ページに掲載している。2024年度分の申請期間は、2025年4月15日(火)まで。がんと闘う人たちの療養生活の質の向上を図り、就労や社会参加を後押ししていく。
