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（ブルームバーグ）： ドイツの保険会社アリアンツは、インドのバジャジ・フィンサーブとの合弁企業２社について、合弁関係を解消する方向で協議している。事情に詳しい関係者が明らかにした。

アリアンツは同社による割引価格での出資比率引き上げをバジャジ・フィンサーブが認めないことから、バジャジ・アリアンツ・ライフ・インシュランスとバジャジ・アリアンツ・ゼネラル・インシュアランスからの出資引き揚げを計画しているという。関係者は非公開情報であり、戦略的決定に関しても発言権がないとして匿名を条件に語った。

アリアンツとバジャジ・フィンサーブとの対立は長年くすぶっていたが、今回の行き詰まりにより、20年余り続いている合弁事業が崩壊の危機にひんしている。バジャジ・フィンサーブは両合弁に74％出資している。

アリアンツは急成長しているインド市場での存在感を維持するために、新たに設立された保険会社への出資を検討していると関係者のうち２人が述べたが、それ以上の詳細への言及は避けた。

バジャジ・フィンサーブはブルームバーグ・ニュースの報道後、「アリアンツは戦略上の優先事項を考慮し、生命・損害保険合弁事業からの撤退を積極的に検討しているとバジャジに伝えた」と資料でコメント。

アリアンツは「インド保険市場へのコミットメントを維持する」と示唆しているとも説明した。ミュンヘンに本社を置くアリアンツの広報担当者は、市場のうわさにはコメントしないと語った。

バジャジ・フィンサーブの資料によると、アリアンツとの協議は予備的なもので、同社が合弁事業から撤退する場合、円滑な移行に向けて全面的に支援するという。

原題：Allianz Mulls Ending Decades-Old Bajaj Insurance India JVs (1)　（抜粋）

--取材協力：Preeti Singh.

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