〔NY外為〕円、157円台前半(13日朝)
【ニューヨーク時事】週明け13日午前のニューヨーク外国為替市場では、米利下げ停止観測を背景とした円売り・ドル買いが一巡し、円相場は1ドル=157円台前半に上昇している。午前9時現在は157円20~30銭と、前週末午後5時(157円69~79銭)比49銭の円高・ドル安。 前週末に発表された昨年12月の米雇用統計は予想を上回る堅調な内容となった。米連邦準備制度理事会(FRB)による今年の利下げ観測の後退を背景に一時進行した円売り・ドル買いの流れがこの日はひとまず一服している。 政府・日銀による為替介入への警戒感がくすぶっていることも、円を支えている。 ただ、米長期金利は上昇しており、円の上値は限定的。東京市場が祝日で休場の中、積極的な商いが手控えられている面もある。 市場の関心は、15日に発表される昨年12月の米消費者物価指数(CPI)や週内に予定されている一連のFRB高官らによる講演に向かっている。 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0200~0210ドル(前週末午後5時は1.0243~0253ドル)、対円では同160円40~50銭(同161円54~64銭)と、1円14銭の円高・ユーロ安。