点が入ると全力で喜んだり、悔しがったりする「特攻隊員」たちの姿

福原遥、水上恒司がW主演を務める『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(12月8日公開)。このたび、本作よりキャラクターCM「特攻隊員編」が解禁となった。 【写真を見る】「特攻隊員」の想いを切り取った、涙なしには観られない特別映像も到着 SNSを中心に「とにかく泣ける」と話題になった汐見夏衛のベストセラー小説を映画化する本作。現代の女子高生、百合が目を覚ますと、そこは1945年の日本だった。そこで出会った彰に何度も助けられ恋をする百合だが、彰が特攻隊員として程なくして戦地に飛び立つ運命であることを知ってしまう。NHK連続テレビ小説「舞いあがれ！」の福原が百合を、NHK連続テレビ小説「ブギウギ」の水上が彰を演じる。主題歌は、福山雅治による書き下ろし新曲「想望」が決定している。 今回解禁となった場面写真は、彰の仲間である特攻隊のメンバー、石丸(伊藤健太郎)、板倉(嶋崎斗亜)、寺岡(上川周作)、加藤(小野塚勇人)が元気いっぱいに仲良く野球をしているシーンを切り取ったもの。バッテリーを組む彰と石丸、真剣な面持ちでバッターボックスに立つ板倉と加藤、そして守備でミスして悲しそうにする寺岡の表情が写されている。点が入ると全力で喜んだり、悔しがったりする面々の姿からはここが戦時中の日本とは思えない、いまを楽しむ等身大の彼らの様子が伺える写真となった。 あわせて解禁となった映像では、楽しそうに野球をする場面とは打って変わり、「特攻隊員」という自身が選んだ生き方を前に、大人びた表情を浮かべる彼らの姿が映しだされている。自分に密かに気持ちを寄せる千代(出口夏希)の頭をポンとなでながら「君は絶対幸せになる」と優しく話す石丸や、「田舎に許嫁がいるんです」と彰に寂し気に明かす板倉、そして真っ暗な百合の丘で向かいあう百合と彰。さらには、妻と子どもの写真を見ながら「娘は去年の冬に生まれた、まだ会えてないけど」と嬉しさと寂しさがあふれるように話す寺岡など、大切な人がいるからこそ使命を持って戦地に向かうことを決めた彼らの表情が捉えられている。しかし「彼女を残して死ねないです」と正直な想いを吐露する板倉の姿もあり、本当はそれぞれ大切な人と生きたいと強く願っていることが伝わる、涙なしには観られない映像になっている。 特攻隊員やその周りの人々は、どのような思いで限られた時間を過ごしていくのだろうか？2人の時を超えた愛が交差するラブストーリーをぜひ劇場で目撃してほしい。 文/鈴木レイヤ ※嶋崎斗亜の「崎」は「たつさき」が正式表記