【MLB】ナショナルズがレンジャーズからロウを獲得 一塁手の補強に成功 2022年シルバースラッガー賞
ここ数日間、一塁手の市場が大きく動いているが、その流れのなかでナショナルズも正一塁手を確保した。日本時間12月23日、ナショナルズはレンジャーズとの1対1のトレードが成立したことを発表。左腕ロバート・ガルシアを放出し、2022年にシルバースラッガー賞、翌2023年にはゴールドグラブ賞を受賞したナサニエル・ロウの獲得に成功した。ロウはレンジャーズがジェイク・バーガーを獲得したことで余剰戦力となっており、一塁手補強を狙っていたナショナルズが獲得に動いた形となる。 2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 現在29歳のロウは2021年のレンジャーズ移籍を機にメジャー定着を果たし、移籍2年目の2022年には打率.302、27本塁打、76打点、OPS.850とキャリアハイの成績をマーク。この年はシルバースラッガー賞に輝いた。翌2023年は打率.262、17本塁打、82打点、OPS.774とやや数字を落としたが、安定した守備力を発揮してゴールドグラブ賞を受賞し、球団史上初のワールドシリーズ制覇に貢献。メジャー6年目の今季は140試合に出場し、打率.265、16本塁打、69打点、OPS.762を記録した。 レンジャーズは今オフ、マーリンズとのトレードで長距離砲バーガーを獲得。一塁と三塁の2ポジションにロウ(一塁手)、バーガー(一塁手/三塁手)、ジョシュ・ヤング(三塁手)とレギュラークラスの選手を3人抱えていたため、ロウはトレード候補に挙げられていた。FAまでの保有期間は残り2年。ポール・ゴールドシュミットに興味を示すなど、一塁手補強を狙っていたナショナルズにとって、待望の正一塁手獲得となる。 レンジャーズが獲得したガルシアは28歳の左腕。もともとは2017年ドラフト15巡目指名でロイヤルズに入団した選手であり、2023年7月にマーリンズでメジャーデビューした。直後にウエーバーでナショナルズへ移籍し、メジャー2年目の今季は72試合に登板。59回2/3を投げ、3勝6敗、13ホールド、防御率4.22、75奪三振を記録した。レンジャーズでもブルペンの一角を担うことになりそうだ。