角田裕毅、日本人初のドライバー・オブ・ザ・デイ選出に「本当にビックリ…チームのおかげ」|WEDNESDAY F1 TIME
アルファタウリの角田裕毅が今季最終戦アブダビGP終了後、同レースにおいて、初のドライバー・オブ・ザ・デイ(DOD)選出となったことについて言及した。 ●【F1™|ハイライト】F1™2023最終戦 エティハド航空・アブダビGP 決勝|2023 角田は『DAZN』の『WEDNESDAY F1 TIME #39』にリモート出演し、アブダビGPについて振り返った。DODは2016年より開始となったこともあり、それ以降唯一の日本人F1ドライバーである角田が、必然的に日本人初のDODとなっている。 2023年のアブダビGPではキャリア最上位の6番グリッドからスタートした角田裕毅。ライバル勢が2ストップ作戦に出る中、最初のミディアムからロングスティントを敢行し、19/58周目には一時初めてのラップリーダーとなった。
ハードの第2スティントでも粘りの走りを続けるが、終盤にはペースの速い2ストップ勢に抜かれて順位を下げてしまう。残り2周でフェルナンド・アロンソに抜かれて8番手までポジションを落とすと、ファイナルラップではルイス・ハミルトンも迫ってきた。 最終周のターン9では一度抜かれる形になったが、進入角がきついハミルトンのスナップを誘発して抜き返し、8番手を死守してフィニッシュチェッカーを受け、4ポイントを奪取している。 角田本人はアブダビでのDODについて、レース後に自身が選出されたと聞いて驚いたという。 「そこは本当にビックリしました。(レースは)8番手で終わって、DODって考えていなかったんで。それだけいい戦いができたのはチームのおかげでもあるし、すべてまとめられたのでよかったと思う」
「僕の友達も(自身のDODに)別のケータイとかで2票投票したと言っていました」 20台全車完走扱いという荒れない展開、かつライバル勢のほとんどがツーストップ作戦に出る中、ワンストップで走りきった8位フィニッシュの角田。今回は世界中のF1ファン投票によるドライバー・オブ・ザ・デイに24%の得票数を集めて初選出となった。 ウィリアムズとのコンストラクターズ争いで逆転するために目標だった、6位に角田は届かなかった。それでもフランツ・トスト代表退任のラストレースで、驚異的なロングランで奮闘し続けた戦いぶりは多くのモータースポーツファンにとって印象的であり、DOD初選出につながったのかもしれない。
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