「ガンバレ!石岡一」 応援ムード高まる 商店街にポスター、駅には特設コーナー /茨城
<第91回センバツ> 第91回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に21世紀枠での出場を決めた石岡一の地元・石岡市では、夢舞台での選手らの活躍を期待する市民らの間で応援ムードが高まっている。 「祝 甲子園初出場! 石岡第一高等学校」 同校生徒の多くが利用するJR石岡駅の前にある御幸通り商店街では、白地に赤と黒2色で書かれたポスター(縦約73センチ、横約26センチ)が各店舗の入り口やショーウインドー、店内の壁などに張り出されている。石岡商工会議所と石岡商店会連合会が500枚作製し、加盟店に配った。 入り口のガラス戸に掲げた喫茶店「石岡カフェ」(同市府中1)の香取千春さん(35)は「県立校で甲子園出場はすごい。選手たちには思いっきり頑張ってほしい」と声を弾ませた。 一方、同駅改札口の前には駅員による手製の特設応援コーナーが設置された。若手駅員2人が発案した。 コーナーには野球ボール模様の丸いカードと折り紙が用意され、カードに選手への応援メッセージを書いたり、必勝を祈願して千羽鶴用の折り鶴を作ったりすることができる。折り鶴は駅員が千羽鶴にして応援メッセージとともに甲子園に出発する日に選手たちに手渡される予定だ。すでに用意された箱の中には色とりどりの折り鶴や思いのこもった応援メッセージが入れられている。発案者の一人、鈴木智稀さん(20)は「夜遅くまで練習してから帰宅する野球部員を駅で見かけることがよくある。まずは1勝を目指して悔いのない試合をしてきてほしい」とエールを送った。【川崎健】