大里桃子の母「本当に自分の子かなと思うくらいのプレーでした」会場で優勝見守る
◆女子プロゴルフツアー 宮里藍サントリーレディス 最終日(9日、兵庫・六甲国際GC=6526ヤード、パー72) 1打差の2位から出た大里桃子(25)=伊藤園=が6バーディー、1ボギーの最少67で回り、通算12アンダーで涙の逆転V。21年5月ほけんの窓口レディース以来、1120日ぶり3勝目を達成した。1998年度生まれ「黄金世代」は前週の新垣比菜に続く連勝。自身初の海外メジャーとなる今夏のAIG全英女子オープン(8月22日開幕、英セントアンドリュース・オールドコース)の出場を決めた。 大里の母・美弥さん(55)は会場で優勝を見守り「昨年シードを落として、つらい思いをしていたと思います。オフにトレーニングや(スイング)フォームの研究をして再出発しようとやっていました」と娘を思いやった。67での逆転に「本当に自分の子かなと思うくらいのプレーでした。キャディさん(島中大輔氏)の力が大きく、笑顔で回っていました」と感謝した。 なかなか成績が出ない苦しい時期も母は普段と同じように接した。「家に帰ってきたら、たわいもない話をしたり。おいしいもの、好きなものを食べてもらうとか。肉じゃがをよくリクエストされます」と優しい表情を見せた。(正)
報知新聞社