岡山県玉野市の小中再編、学校運営費は1.4億円軽減するもスクールバス運行費は1.6億円必要と試算 再編の目的は「教育環境の向上」と玉野市教委
岡山県玉野市教委は11日、来年3月の策定を目指す市立小中学校の再編計画について、素案通り14小7中を6小3中とした場合、学校運営費が年間1億4400万円軽減される一方、スクールバス運行費は約1億6千万円かかるとする試算を明らかにした。 12月定例市議会一般質問で、小崎隆教育次長が「学校運営の経費は1校当たり1200万円程度減少し、バス運転手の人件費やガソリン代などの運行委託料は1台1千万円程度となる」と説明。再編の目的は「(経費節減ではなく)教育環境の向上だ」と述べた。 市教委教育総務課によると、運営費は用務員や図書司書の減少に伴う人件費や光熱水費などで、施設修繕費は含まない。スクールバスは通学距離3キロ(中学校6キロ)以上の児童生徒を運ぶのに必要な台数として16台を想定する。運行費とは別に購入費を1台1千万円程度と見込んでいる。