「違国日記」舞台あいさつ 新垣結衣 役に不安を抱き続けるも公開後の反響に「ホッとしている」
女優の新垣結衣(35)が8日、都内で行われた主演映画「違国日記」(監督瀬田なつき)の公開記念舞台あいさつに登壇した。人見知りの作家役で、両親を交通事故で亡くしためいを引き取り、すれ違いながらも絆を深めていく物語。 7日に無事に公開を迎えたことに「ホッとしていて、ちょろっとふわふわしてます」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。主人公の作家・高代槙生を演じたことに撮影前や撮影中に「私でいいんだろうか?」と不安もあったことを明かした。その不安は撮影終了後も消えなかったというが、公開され反響があったことを受け「みなさんから温かい言葉をもらえることがうれしい」と笑顔を見せた。 新垣とダブル主演を務めた早瀬憩(17)は6日に誕生日を迎え、新垣も11日に誕生日を控えている。イベントでは2人にサプライズで2人のビジュアルがデコレーションされたケーキが贈呈された。早瀬は「大きいし顔がついてる!」と声を弾ませ、新垣も「まだ(誕生日を)迎えてなかったので、お祝いしてもらえると思ってなくてびっくりした」と喜びのリアクションも見せた。その後、新垣は早瀬からのサプライズの手紙が贈られ、感極まった2人が涙する場面もあった。 最後に新垣は「この作品の言葉を借りると、私たちは違う人間だから分かり合えることはできない。それでも、寄り添うことができるということをこの映画ではメッセージの一つとしてお伝えしています。人生の中で(この作品を)思い出すことがあったらうれしいです」と呼びかけた。