雪道での運転を“疑似体験” 滑ったときの対処法は?
青森朝日放送
青森県内では11月に入り、平地でも初雪を観測。本格的な冬の到来が間近に迫っています。11日には弘前市で雪道での運転を疑似体験できるセミナーが開かれました。 弘前モータースクールで行われた「雪道運転体験セミナー」には、県内の事業所から15人が参加しました。ほとんどが、初めて青森の冬を迎える新卒社員や県外からの転勤族で、雪道に慣れていないドライバーです。 参加者たちは、「スキッドカー」と呼ばれる台車付きの車に乗り込み、凍結した路面での運転を疑似体験します。 雪道を走った経験がない参加者が、交差点での右左折を想定した8の字走行に挑戦です。 【講師】 「後半流れに乗るようにアクセル。でも強すぎると…」 【参加者】 「おおおお」 【講師】 「止まりましょう」 車体が横滑りを起こし、ハンドル操作がきかなくなりました。 【講師】 「これ実際の道路だったらどうですか?」 【参加者】 「怖いです」 参加者は、雪道運転では、カーブの手前までにしっかりと速度を落とすこと。また、直線道路で停止する際、夏と比較して、2倍から4倍の距離が必要であることを学びました。 【参加者】 「転勤してきて3年目になるんですけど、まだ雪道が慣れていないもので、きょうを踏まえてしっかりとブレーキを踏んで(交通事故の)加害者にならないようにしようかなと思いました」 雪道運転のポイントです。 まずはゆっくり発進、カーブは手前で減速、停止の際は車間距離を十分とる。 特に初心者の方は、今から練習して、本格的な冬に備えましょう。