<センバツ2022・ともに咲く>冬超えて、いざ実戦へ 広陵、広島商 対外試合あす解禁 /広島
第94回選抜高校野球大会の開幕まであと2週間。5日は対外試合禁止期間が明け、他校との練習試合が可能になる。甲子園で飛躍を期す広陵と広島商は練習試合を計画し、寒さの中で地道に積んできたトレーニングの成果を確かめる。 広陵は5日に広島国際学院、12日は松山学院(愛媛)と試合を予定している。中井哲之監督は「甲子園で勝つためにいろいろなことを試したい。勝敗にこだわらず成功や失敗を経験してほしい」と話し、実戦の感覚を磨くとともに、登録メンバーを見極める場としたい考えだ。 広島商は、県教委が県立学校に示した方針に従い、新型コロナ対策のまん延防止等重点措置が解除された後に練習試合を行う予定だ。6日で重点措置が解除され、7日以降の練習試合が認められれば、8日に広島経済大、9日は尾道商と対戦する準備をしている。メンバー入りを目指す選手にとっては、実戦で力をアピールする最後の場でもあり、荒谷忠勝監督は「投手陣を中心に、この冬の練習の成果を試合で見せてほしい」と奮起を期待する。【池田一生、根本佳奈】