【スプリングS】あのキタサンブラックも該当!「隠れ攻略法」で発見した究極の1頭
3月17日(日)に行われるスプリングステークス(G2、中山芝1800m)。来月に控えるクラシック皐月賞への出走権をめぐり、有力馬たちが争います。 そんな一戦とあって上位争いは苛烈。波乱決着も珍しくなく、ここ10年で1番人気の成績は[1-4-2-3]と信頼度はイマイチ。勝ったのは後にG1マイルCSを制す18年ステルヴィオのみで、ここ2年は23年セブンマジシャン6着、22年アサヒ11着と、掲示板にさえ載れていません。 予想が難解な重賞ですが実はクラスや距離と言ったデータとはまた一風異なる、とある「隠れ攻略法」が存在しているのです。 それはズバリ、「前走東京」を走った馬を狙うこと! ▼スプリングS「前走競馬場」別成績 東京 [5-3-4-34] 中山 [2-5-4-34] 京都 [1-0-1- 9] 阪神 [1-1-1-12] 小倉 [1-1-0- 7] (※過去10年) 興味深いことに前走東京で走っていた馬は過去10年で5勝。スプリングSと同舞台の中山が2勝と逆転現象が起こっています。 これには前走から短い出走間隔で使ってきた馬が有利という側面がある一方、コース替わりで評価を下げる必要がないということ。 しかも今年の該当馬はチャンネルトンネル、ドリーミングアップ、ペッレグリーニと伏兵級や人気薄ばかり。 もちろんこの3頭から手広く入ってもOKですが今年のスプリングSは10頭立てと手頃な頭数だけに、せっかくならもう少し絞り込みたいところですよね。 そこでもう1つの攻略法をご紹介。前走東京コース出走馬の中でも「逃げ・先行で1着」だった馬はさらに激アツ! ▼スプリングS「前走東京」かつ「逃げ・先行1着」 ●23年 1着 ベラジオオペラ(2人気) →前走セントポーリア賞(逃げ1着) 2着 ホウオウビスケッツ(3人気) →前走フリージア賞(逃げ1着) 16年2着 マイネルハニー(5人気) →前走フリージア賞(逃げ1着) 15年1着 キタサンブラック(5人気) →前走東京1勝クラス(先行1着) 15年2着 リアルスティール(1人気) →前走共同通信杯(先行1着) 14年1着 ロサギガンティア(3人気) 前走東京1勝クラス(先行1着) (※過去10年) サンプルはやや少ないながら、23年や15年のように該当馬のワンツー決着となった年もあります。また当時5番人気だったとはいえ、あのキタサンブラックも同じ条件で勝利していました。 東京の芝コースは瞬発力勝負になりがちなコース。直線の長い競馬場で前に行き勝ち切った馬中山コースに替わり、適性をいかんなく発揮できるケースが多いのでしょう。 そして今年「前走東京」かつ「逃げ・先行1着」をクリアしたのは、ペッレグリーニ1頭のみ。前走の東京戦では先行して好走しているだけに、上記で紹介した隠れ攻略法に完全合致する1頭です!
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