太平洋の海面上昇幅、世界平均上回る=世界気象機関
[ジュネーブ 27日 ロイター] - 世界気象機関(WMO)が27日に公表した報告書によると、太平洋の海水面の上昇は世界平均を上回っており、海抜の低い島国などに脅威をもたらしている。 報告書によると、過去30年間の世界の平均海面上昇(年間3.4ミリメートル)と比べて、太平洋の測定ポイントであるオーストラリア北部と東部は上昇幅が著しく大きかった。 WMOの報道官は、太平洋の島々は標高が平均1―2メートルと低いため、海水面の上昇によるインパクトは際立って大きいと指摘した。