今回の会見は文字通り、平本蓮の独壇場と化した

　2023年12月31日（日）さいたまスーパーアリーナ『RIZIN.45』の対戦カード発表記者会見が、10日（日）都内にて行われ以下の4カードが新たに発表された。 【写真】平本軍vs.敵対する選手という図式となった会見 ▼RIZIN MMAルール 66.0kg契約 5分3R 平本 蓮（剛毅會） YA-MAN（TARGET SHIBUYA） ▼RIZIN MMA特別ルール 70.0kg契約 5分2R 久保優太（PURGE TOKYO/BRAVE） 安保瑠輝也（MFL team CLUB es） ▼RIZIN MMAルール 61.0kg契約 5分3R YUSHI（HI ROLLERS ENTERTAINMENT） 平本 丈（剛毅會） ▼RIZIN キックボクシングルール（OFG着用）60.0kg契約 3分3R 篠塚辰樹（MASTER BRIDGE SOUND） 冨澤大智（フリー） 　渋谷のオープンスペースで行われた公開記者会見は、平本蓮の出席だけ発表され、平本が自身のSNSにてファンに呼びかけたため平本ファンで大賑わいに。平本側の選手には声援、平本と敵対する選手には野次やブーイングが起きる異様な雰囲気となった。 　最初に平本の弟・平本丈が「今回デビュー戦でこんな大きい舞台で出来るのは普通じゃないと思うので、だからこそ期待以上のものを皆さんに届けられたらいいなと思います。絶対に勝ちます」とコメント。 　続けて対戦相手のYUSHIが「1年ぶりにRIZINの舞台に帰って来ました。大晦日、今年は呼んでもらえないかなと思っていたんですけれどギリギリで呼んでいただけました。もう少しだけ早く呼んでいただけたらいろいろな準備が出来るのでこれからはよろしくお願いします。今回は平本蓮の弟ってことでお兄ちゃんにムカつくなってことはたくさんあるんですけれど、弟には因縁も何もないので可愛い子なのかなと思うんですけれど、試合を見させてもらったら…」とまで言ったところで、平本蓮が「長えよ、バーカ。うるせえよ」と言葉を遮る。 　それでもYUSHIが喋ろうとすると平本が煽りまくり、YUSHIは「分かった、分かった。しっかり会場で盛り上げるので応援よろしくお願いします」と苦笑いして締めた。 　続いてBreakingDownから参戦する冨澤が「対戦相手の篠塚選手の事を知っている人はそんなにいないと思うんですけれど、僕のことを知っている…」と煽り始めると、平本蓮は「っていうか、お前誰だよ」と言葉を遮る。 「うるせえよ。俺たちに感謝しろよ。俺の知名度のおかげで組めてるんだぞ。まず感謝しろよ。誰だお前は、感謝しろよ」と、『FIGHT CLUB』の記者会見で朝倉未来が木村“ケルベロス”颯太に言ったのと同じセリフを浴びせて冨澤と険悪な雰囲気となった。 　対戦相手のYA-MANとの舌戦も「お前、格闘家だろ。子供たちに影響が悪いだろ」と言い、YA-MANが「お前がSNSでやってることの方が影響悪いだろ」と返すと「分かった、分かったよ」とYA-MANが何を言っても相手にしないという態度をとった。 　完全に平本ペースで行われた今回の会見。平本と敵対する側にさらなる闘争心の火を付けただろう。