“パックラフト”を楽しむための必須装備と服装は?【編集者Fの冒険記録:パックラフト編3】
ネイチャーハイクの格安パックラフト「Loud Backpack Kayak」を購入し、初漕ぎをどこにしようか考えた結果、桜と新緑を眺めに群馬県の四万湖に行くことに決めた。 パックラフトの使用感を語る前にまずは、必須装備と服装について触れていきたい。 【詳しく画像を見る】必須装備はこれだけある! 私はパックラフトの購入は初めてだが、以前は2人乗りカヤックを所有したことがある。メンテナンスの大変さや保管時の場所取りなどの理由があり、現在は手放してしまったが、付随する必需品はいくつか持っていたので流用している。ちなみにSUP(スタンドアップパドルボード)は、別途所有中。 おおよその価格帯なども含め、紹介していこう。
パックラフトのほかに必須の装備について
【PFD(ライフジャケット)】 なにはともあれPFD(ライフジャケット)。コイツを着用せねば出艇してはならない。価格はピンキリだが10年ほど前、ネットで1万円前後のPFDを購入した。mtiという信頼性のあるブランドだ。これはSUPに乗る際も着用している。
【パドル(2分割式)】 パドルはパックラフトの操作をするための必需品。PFDと同様、こちらも以前から持っていたものを流用。2分割式で、アルミフレームタイプ。当時はネットで4000円前後で手に入れた。ゆくゆくは、よりコンパクトになる4分割式もほしい。
【防水バッグ(主に貴重品入れ)】 TARP MATEの防水ポーチは完全防水の「IPX7」認証を受けている。丈夫なPVC素材で止水ジッパーを採用しており、気密性が高い。ネットで2000円前後とリーズナブルな価格で手に入れられるのでおすすめ。ストラップは別売りなので、別途用意すると便利。2カ所のハトメあり。 ただし、私は完全防水と謳われていても念を押すタイプ。ジッパー付きビニール袋と2重に併用することで、防水対策を万全にしている。主に持ち運ぶのはスマホと財布、クルマのキーである。
かさばるPFDとパドルはこんなふうに車載してはいかが?
後席のアシストグリップにはバーを配置し、さらに助手席から後席右のアシストグリップにはハンギングハンギングチェーンを配置して上部収納を可能に。キャンプをする際には、折りたたみ式のマットレスも追加で挟んで固定する。
春先のほぼ濡れない前提の静水域パックラフトスタイル
今回向かった四万湖は標高約700mで、訪れた4月19日の気温は15~16℃の曇り空。さらに微風があり、少し肌寒かった。こんなとき、薄手のウインドブレーカーは役立つ。PFDとの相乗効果で、体温を高めてくれる。 低山に登る趣味があるため、装備は山のものをほぼ使い回し。派手に濡れる可能性があるため、速乾性の高い化繊素材のウエアを着用するのがマストだ。 それと、日差しが強い場合は水面からの照り返しもあるし、視認性をよくするためにサングラスはぜひ用意したい。併せて日焼け止めもどうぞ。 さあ準備が整ったところで次回、いよいよ格安パックラフトの使用感をレポートします!
<文・写真/CGP編集部・F>