インスタグラムの利用はアメリカの10代でピークに達した。

アメリカの10代の若者の間で最も利用されているアプリはインスタグラムであることがパイパー・サンドラーの新しい調査で明らかになった。 ティックトックは2番目に利用されており、最も好きだという回答が多かった。 スナップチャットは10代の間で人気も使用率も低下した。 ティーンエイジャーはかつてないほどインスタグラム（Instagram）を利用している。 投資銀行パイパー・サンドラー（Piper Sandler）がアメリカのティーンエイジャーを対象に行った最新の調査によると、最も利用されているソーシャルメディアのアプリはインスタグラム（Instagram）で、最も好きだという回答が多かったのはティックトック（TikTok）だった。 パイパー・サンドラーは2024年の秋、アメリカのティーンエイジャー約1万3500人を対象に、ソーシャルメディア、ファッション、食べ物などに関する行動を調査した。 同社のアナリストらによると、10代の若者の87％が少なくとも月に1回はインスタグラムを利用していると回答した。これは1年前の80％から上昇しており、パイパー・サンドラーが2016年に調査を開始して以来、過去最高の数値となった。 ティックトックは2番目に利用されているソーシャルアプリとなり、79％の若者が毎月利用していると答えている。1年前は74％だった。スナップチャット（Snapchat）は71％で3位で、2023年秋には74％が毎月利用していると答えており、やや減少した。ピンタレスト（Pinterest）は41％、X（旧Twitter）は30％、フェイスブック（Facebook）も30％で、2024年秋の月間利用率で下位となった。 ティックトックとメタ（Meta）にコメントを求めたが回答は得られなかった。スナップチャットの広報担当者はコメントを控えている。

ティーンエイジャーのソーシャルメディアの利用は変化している

なぜインスタグラムはこれほど好調なのか。それはティックトック、ディスコード（Discord）、スナップチャットのようなアプリに対抗するためのメタの努力の多くがとうとう実を結んだからなのかもしれない。 インスタグラムは若いユーザーを惹きつけるために、ノート（24時間後に表示されなくなる）、ストーリーズへのコメント、親しい友人の共有、ダイレクトメッセージ（DM）の自動返信ツール（チャットボット）など、機能を倍増させている。 「10代の若者のインスタグラムでの使い方を見ると、彼らはストーリーズよりもDMに多くの時間を費やし、フィードよりもストーリーズに多くの時間を費やしている」と、インスタグラムの責任者であるアダム・モッセーリ（Adam Mosseri）は2023年7月、ハリー・ステビング（Harry Stebbing）のポッドキャスト「20VC（The Twenty Minute VC )」で語っている。 インスタグラムが競合他社を圧倒していることは、データ会社のセンサータワー（Sensor Tower）などの情報源によっても証明されている。同社は2024年初め、メタが所有するこのアプリのダウンロード数が増加していることを発見した。 アメリカの10代の若者の間での利用率はインスタグラムが勝っていたかもしれないが、ティックトックは最も好かれている。パイパー・サンドラーのレポートによると、回答者の約39％がお気に入りだと回答しているという。