王者アーチュレッタに挑戦の朝倉海「自分のために人生を費やしてくれている仲間のために勝ちたい」【RIZIN.45】
「RIZIN.45」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の前々日インタビューが12月29日、都内で開催された。セミファイナルでフアン・アーチュレッタ(アメリカ/THE TREIGNING LAB, HB ULTIMATE & GRACIE BARRA)の持つRIZINバンタム級王座に挑戦する朝倉海(JAPAN TOP TEAM)が「自分のために時間をかけ、人生を費やしてくれている仲間のために勝ちたい気持ちが強い」と勝利を誓った。 朝倉は今年4月に約1年4カ月ぶりの復帰戦で元谷友貴(アメリカン・トップチーム)にKO勝ちを収め、7月にタイトルをかけてアーチュレッタと対戦の予定だったが、練習中に左膝内側側副靭帯損傷のケガを負い、全治6週間の診断を受けドクターストップがかかり無念の欠場。アーチュレッタは代打出場の扇久保博正を破り王座を獲得した。今回は仕切り直しの一戦となる。 朝倉は試合については「1Rか2RでKOします」とKO勝ちを宣言。今回はセミファイナルでの試合となるのだが「どっちでも良かったんですが、気楽に戦えるなと。メインだといい内容にしないといけないという責任感も強い。セミなんで盛り上げることは盛り上げるがしっかり勝って最後の堀口vs神龍戦につなげられたら」とプラスにとらえているよう。 王者になるために必要な要素を問われた際には「技術的にも気持ち的にも全部強さが必要かなと思います」と語り、メンタル面についても「とにかく不安要素を全部無くしていい状態ができている。自信があるときはメンタル的にも余裕あるので、今回はめちゃめちゃ自信があります」とも。 今年の漢字1字を問われた際には「絆」を挙げ「ケガがあったりいろいろうまくいかないことがあったんですけど、すごくいろいろなつながりができて、海外から日本に仲間やコーチが来てくれたり、縁や出会いがあった年。自分のために時間をかけ、人生を費やしてくれている仲間のために勝ちたい気持ちが強い」と語った。 また「アーチュレッタという選手は世界的にも素晴らしい選手なので、ベルトを獲るより、そういう選手に勝つことが自分の価値を上げることになると思う。そっちのほうが大事だと思っている」とこの試合を位置付けた。