ABCテレビ

　大阪府内の障害者施設で、女性入居者にわいせつ行為をしたとして施設の運営会社代表の男が逮捕された事件で、男は別の女性入居者へのわいせつ行為の疑いで自治体から聴取を受けた２ヵ月後に、犯行に及んだとみられることがわかりました。 府内にある障害者グループホームの運営会社代表、塩本裕治容疑者（６３）は２８日、不同意わいせつなどの疑いで送検されました。 塩本容疑者は１月下旬の深夜、中程度の知的障害があり、グループホームに入居していた２０代の女性の部屋に侵入し、体を触るわいせつ行為をした疑いが持たれています。 その後の取材で、重度の知的障害があり同じ施設に入居していた１０代の女性が塩本容疑者からわいせつ被害があったと訴え、自治体が去年１１月、塩本容疑者を聴取していたことがわかりました。 塩本容疑者は行為を否定し他の職員も目撃していなかったため、被害があったとは確認されなかったものの、別の日に塩本容疑者による不適切な支援があったとして自治体から施設に対し、改善報告が求められたということです。 塩本容疑者は逮捕された件について、「事実は違います」と容疑を否認しているということです。