地盤沈下、最大3.7センチに 岐阜、リニア工事現場近く
岐阜県瑞浪市大湫町のリニア中央新幹線トンネル工事現場付近で井戸の水位が低下している問題で、JR東海は25日、周辺の地盤沈下が継続し、約4カ月間で最大3.7センチ沈下していると明らかにした。8月末と比べて1センチほど下がった。県が同日開いた地盤の専門家らによる委員会の会合で説明した。 JR東海は、5月末から計30カ所を計測し、14カ所で地盤沈下を確認した。衛星データを使って地表面の動きの傾向を調べるほか、町内の住宅や公共施設に異常がないかどうかを調査している。 瑞浪市の現場では2月中旬、トンネル掘削中に湧水が発生。付近の井戸などで水位低下が確認された。