横浜FMキューウェル監督「重要なのは負けなかったこと」ACLの激闘から中2日、C大阪とドロー
◆明治安田J1リーグ▽第10節 C大阪2―2横浜FM(27日・ヨドコウ桜スタジアム) 横浜FMはC大阪と2―2で引き分けた。 2戦合計3―3で並び、PK戦を制したACL準決勝・蔚山戦(24日)から中2日。横浜FMは先発6人を入れ替え、FWアンデルソンロペス、FWヤンマテウスらがベンチスタートに。MF山根陸、DF加藤聖らが先発に名を連ねた。 連係面で噛み合わない場面が散見されたが、それでもチームは狙いを持ってプレーし、前半17分にFWエウベルのクロスをFW水沼宏太が合わせて先制に成功。相手のPK失敗にも助けられ、リードを守ったまま前半を終えたかったが、アディッショナルタイムに軽率なミスからレオセアラに決められ、1―1で前半を折り返した。 スコアが動かないまま迎えた後半12分、アンデルソンロペス、ヤンマテウス、榊原彗悟の3枚同時投入を敢行。するとその1分後、榊原がこぼれ球を押し込んで勝ち越した。しかしギアを上げることはできず、同23分にレオセアラにこの日2点目を決められた。 厳しい日程の中、試合前の段階で2位だった相手の敵地で勝ち点1を得ることには成功したが、2度のリードを守ることはできず、悔やまれるドローにもなった。 キューウェル監督は「残念な気持ちでいっぱい」と悔しさをにじませながらも「勝つことはできなかったが、重要なのは負けなかったこと」と一定の手応えを示した。
報知新聞社