「“忍たま”の世界に入れるなんて夢のよう」なにわ男子・大西流星、藤原丈一郎が声優挑戦に興奮!『劇場版 忍たま乱太郎』前夜祭リポート
12月19日、公開を目前に控えた『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』(12月20日公開)の前夜祭ベントが都内にて開催。高山みなみ(乱太郎役)、田中真弓(きり丸役)、一龍斎貞友(しんべヱ役)、関俊彦(土井半助役)ら声優キャストに加え、ゲスト声優を務めた、なにわ男子の大西流星(桜木清右衛門役)、藤原丈一郎(若王寺勘兵衛役)、藤森雅也監督らが出席し、アフレコ時の印象深いエピソードなどを語った。 【写真を見る】『忍たま乱太郎』アフレコ時の思い出を語る、なにわ男子の藤原丈一郎と大西流星 『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』は、2013年に刊行された「小説 落第忍者乱太郎 ドクタケ忍者隊 最強の軍師」を劇場アニメ化した作品。1993年からスタートしたテレビアニメをはじめ、ミュージカル、実写映画、ゲームなど、様々な形で展開され、幅広い世代に愛され続けている「忍たま乱太郎」だが、本作はこれまでの「忍たま」とはひと味違う、シリアスなストーリーが楽しめる一作となっている。 「公開を明日に控えた今の気持ち」を聞かれた高山、田中、一龍斎は、作中の乱太郎、きり丸、しんべヱのような息の合った掛け合いを見せつつ、まずはイベントに集まったファンおよび、ライブビューイングで鑑賞中の全国のファンに向けて感謝の言葉を述べた。続けて高山が「やっとだなって感じですね。収録が終わってから結構経つんですけど、やっとこうして、皆さんに観ていただけることが嬉しいです。ハンカチ持ってる?絶対必要よ」と話すと、田中も「アフレコ時は絵がなかったので、完成版を観させていただいて、私たちも本当に感動しました。これからご覧になられる皆さん、どうぞお楽しみに!」とコメント。 一方の一龍斎は、収録の際には一抹の不安を抱えていたそうで、「こんなこと言うのも何ですが、じつは収録中は“この作品はちょっと内容が難しいんじゃないかな”と思っていたんです」とのこと。しかし、完成品を観てみたら、そんな不安は一瞬で吹き飛んだそうで「すごいクオリティで、絵もいいし、音楽もいいし、なにわ男子のお二人の演技もすばらしい。これはもう感動です!」と話し、笑いを誘った。 そんな乱太郎たちをまとめる担当教師、土井半助を演じる関は「ついにこの日がやってきたという感じです。前作から13年の歳月を経て、新しい劇場版ということで。そして今回は、原作ファンの皆さんから絶大な支持を得ている名作小説の映像化ということで、大勢の方が本当に楽しみにされていたと思います。その期待に応えるべく頑張らせていただいたので、どうぞご期待ください」とコメント。さらに「ご覧になられた後の反響が今から楽しみです。ぜひ、率直なご意見をお聞かせください」と話し、作品に対する自信のほどをうかがわせた。 そして、声優初挑戦であり、本作の主題歌「ありがとう心から」と、テーマ曲「勇気100%」も担当した、なにわ男子の大西は「本当にいよいよっていう感じです。僕自身、なにわ男子としていろんな活動をやっていくなかで、声優は初めての経験で…。右も左もわからないなか、藤森監督が収録の進め方を教えてくださって。何とか乗り切ることができました」と回答。 また大西自身、もともと「忍たま乱太郎」の大ファンだったそうで、「小さいころから大好きだった『忍たま』の世界に自分も入れるなんて思ってもいなかったので、こうしてキャストの皆さんといっしょにステージに立てることが夢のようです。こちらの劇場版は、涙腺が崩壊するくらい感動する作品になっていますので、大勢の方に観ていただいて。この感情を共有できることを願っています」といった率直な感想も聞かせてくれた。 一方の藤原は「すばらしいレジェンド声優の皆さんといっしょに、同じ作品に出られることが何より嬉しくて。アフレコの際は本当に幸せな時間でした。先ほども、本番前に皆さんが話しかけてきてくださって。目をつぶると、しんべヱとしゃべっているような感覚に浸れるといいますか。本当に貴重な経験をさせていただきました」と、本番直前にあった出来事について言及。 さらに「僕たちも完成した作品を観たとき、テレビアニメ版とはひと味違う感動を覚えた…といいますか。涙腺にグッとくるものがあったので、お子さんはもちろん、大人の方がご覧になられても、きっと感動できると思います。心温まるすてきな作品になっていますので、どうぞお楽しみに!」と話し、会場を沸かせた。 取材・文/ソムタム田井