「預けた」コチョウランすべて回収 熊本県知事が改めて違法性否定
熊本朝日放送
熊本県の木村知事が、有権者に「預けた」と説明して波紋を呼んでいたコチョウラン。すべての鉢植えの回収を終えたことを明らかにしました。 10日の知事公邸。報道陣が集まった応接室に飾られているのは、いずれも今年3月の知事選当選後に選挙事務所に届いたコチョウランです。 木村知事「配っていません。預けているんです」 木村知事の説明によると、熊本市内の病院や福祉施設など7カ所にあわせて11鉢を預けていましたが、8日までにすべて回収したとのことです。 選挙区内の有権者に物品を寄付することを禁じた公職選挙法について問われると― 木村知事 「コチョウランを預けた行為が違法とはまったく思っていません、今でも。どうしても花を捨てたくない思いで、預かってくださいと明示してお渡ししていますので。もし後悔するとすれば、報道によって熊本のラン農家の人たちが傷ついたとしたら、それは申し訳なかったと思います。ラン農家の方は何も悪くありません」 木村知事は、選挙事務所を引き払う際に自宅が手狭だったことから、知事公邸に引っ越すまでの間、親しい人に預かってもらっていたと説明。改めて違法性はなかったと強調しました。