<速報>阪神の初登板初先発の守屋は5失点KO。ヤクルトがプロの洗礼!
阪神の守屋功輝(22)が20日、甲子園球場で行われたヤクルト戦にプロ初登板、初先発。緊張からかコントロールが定まらずに2回に2点を先制されると、4回にも追加点を許し、5回に山田哲人(23)に一発を浴び、満塁となった時点でワンアウトも取れず降板。101球の10安打5失点。プロのキツイ洗礼を浴びる形となった。 守屋は、2回一死から今浪、西浦に連打を浴び、続く中村のバットの芯は外したが、ふらっと上がった打球を懸命に追いかけた鳥谷がグラブに当てながらも不運なヒット。一死満塁のピンチに、ピッチャーの山中は三振にとったが、トップにかえって坂口にもストライク、ボールがハッキリとして、センターへゴロで抜ける2点タイムリーを許す。 その裏、「若いピッチャーが投げているし、早く点を取り返していきたい」というゴメスの滞空時間の長い6号ソロで、1点を返してもらうが、3回も、先頭の山田のレフトを襲う打球を江越が突っ込んで捕球できず、不運に後逸するツーベース。バレンティンはボテボテの内野ゴロにさばいたが、一死三塁のピンチ。雄平、今浪を続けてレフトフライに打ち取って切り抜けたが、なかなかペースを取り戻せない。 4回も先頭の中村を歩かせ、山中にバントで送られ一死二塁。ここでまた坂口に左中間へのタイムリーツーベースを打たれる。この日3本目のヒットを打った元オリックス戦士は、甘く真ん中へ入ったボールを見逃してくれなかった。5回にも山田にレフトへ5号ソロ。さらにバレンティン、雄平に連打を浴び、今浪を歩かせ無死満塁となった時点で降板指令。守屋にとってホロ苦い初登板となった。 後を受けた歳内宏明(22)も、押し出し四球を与えた。 守屋は、倉敷工から社会人のホンダ鈴鹿で3年プレー、2014年のドラフトで4位指名された今季2年目のややサイド気味の右腕。今春のキャンプでは、掛布2軍監督が「一番の成長株」と名前を挙げた右腕で、今季はすでに2軍で5試合に登板。1勝0敗、防御率1.96の好成績を残している。藤川球児(35)が、腰に張りを訴えて登録を抹消。一人ローテーション投手がいなくなったため、2軍が推薦した守屋が抜擢された。またファームで守屋とバッテリーを組んでいた清水誉(31)も昇格させ、1軍でもコンビを組ませた。 守屋は、広報を通じて「これが今の実力だと感じました。こうした結果で本当に悔しいです」というコメントを残した。