名古屋市でインフル患者報告数が過去最多 病床逼迫、搬送に影響も
名古屋市は10日、市内70の定点医療機関から昨年12月23~29日に報告されたインフルエンザの新規感染者数(16区平均)が67・49人に上り、現在の方法で統計を取り始めた1999年以降で最多となったと発表した。 臨時の記者会見を開いた広沢一郎市長は、患者数の増加で病床が逼迫(ひっぱく)し、救急搬送が困難なケースも増えていることを強調。「(11日からの)3連休に人流が増え、感染がさらに拡大するおそれもある。手洗いや部屋の換気、適切なマスクの着用など、基本的な予防対策を徹底してほしい」と呼びかけた。【真貝恒平】