イスラエル、レバノン南部のヒズボラ拠点40カ所を空爆
(ブルームバーグ): イスラエル国防軍は、レバノン南部で親イラン民兵組織ヒズボラに関連する拠点約40カ所を攻撃したと明らかにした。アイタ・アッシュ・シャブ地区の貯蔵施設や武器、「その他のヒズボラが使用している追加目標」を攻撃したという。
ヒズボラは国境付近に多くの戦闘員を配置しており、イスラエルとの間で緊張が高まっている。
今回の空爆は、イスラエル軍が最近行ったヒズボラへの攻撃よりも激しかったとみられる。ヒズボラからの反応は今のところ確認されていない。
イスラム組織ハマスとイスラエルとの戦闘が昨年10月に始まって以降、ヒズボラとイスラエルは国境を越えた交戦を繰り返している。これまでのところ全面的な軍事衝突には発展していないが、イスラエルとレバノンの政治家からはそのリスクを警告する声が多く出ている。
ヒズボラは中東で最も強力な民兵組織であり、10万人以上の戦闘員を擁し、その多くがイスラエルとの国境近くにいると考えられている。またハマスよりもはるかに大規模かつ高機能なミサイルやその他の武器も保有している。
ハマスと同様、ヒズボラも米国からテロ組織に指定されている。
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原題:Israel Strikes Around 40 Hezbollah Sites in South Lebanon (1)(抜粋)
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Alisa Odenheimer