米仏首脳、ナチスとロシアの侵攻重ね演説 「Dデー」80周年式典
第2次世界大戦の「ノルマンディー上陸作戦」から80周年の記念式典が6日、仏北西部で開かれた。バイデン米大統領ら欧米首脳が、ナチスドイツを破った歴史的記憶と、ウクライナのロシアへの抗戦とを重ね合わせて演説した。ウクライナ支援の機運に陰りも見えるなか、式典にはウクライナのゼレンスキー大統領も参加。各国が団結して支える意思を示した。 【写真】ノルマンディー作戦は「失敗の章」の終わり 識者が語る、歴史の教訓 「ここで戦った男たちは、自由や民主主義にはそのために戦い、死ぬ価値があると知っていた」 バイデン氏は、米軍が多大な犠牲を払って上陸した「オマハビーチ」を見渡す墓地でそう語った。墓地には、作戦などで命を落とした9300人以上の米兵が眠る。
朝日新聞社