サザン、大トリで6年ぶりロッキン出演 桑田佳祐“最後の夏フェス出演”を宣言 冬には9年ぶりアルバムリリースも
国民的バンドのサザンオールスターズがデビュー記念日の25日、公式サイトを更新し、3つの重大発表を行った。 1つめは、9月23日に行われる野外フェス「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024」(茨城・ひたちなか市の国営ひたち海浜公園)の最終日の大トリを務めることが決定。2018年以来6年ぶりの「ロッキン」出演になるが、同時に、ボーカルの桑田佳祐は「今回の出演をもって、サザンオールスターズ、“最後の夏フェス出演”とさせていただければと思っております。我々高齢者バンドにとって、令和の夏は暑すぎるよ(笑い)」とコメント。サザンとしての夏フェス卒業を宣言した。 バンドの平均年齢68歳。年々厳しさを増す夏の暑さに野外でライブをすることの現実と向き合い、後進のミュージシャンに未来を託すという思いから、今回の“勇退発言”となった。特別措置として、「ロッキン」での演奏時間は、通常のトリの時間より長くなることも明かされた。 2つめは、この冬の16枚目のオリジナルアルバム(タイトル未定)のリリース。昨年の冬から制作に取りかかっており、「葡萄」(2015年)以来9年ぶりのリリースになる。 桑田も「今のサザンに出せるすべてをもって、全身全霊で“オリジナル・アルバム”を創(つく)りお届けすることを、ここに宣言いたします!!」と約束。ティザー映像で使用される2曲(いずれも新曲)など、様々な楽曲が収録される予定という。 3つめは「Relay~杜の詩」(23年9月)以来9か月ぶりの新曲「恋のブギウギナイト」。フジテレビ系「新宿野戦病院」(7月3日スタート、水曜・後10時)の主題歌に決まり、22日のレギュラーラジオ、TOKYO FM「桑田佳祐のやさしい夜遊び」で初オンエアされた。 同曲は、昭和から平成初期に流行したディスコサウンドと、令和のEDMサウンドを融合させたダンスナンバー。この日午前0時に配信リリースされた。 エンターテイナーの桑田だけに、今年もファンを大いに驚かせるデビュー記念日になった。 【桑田佳祐コメント全文】 どうもお騒がせしております。 サザンオールスターズ・桑田佳祐です。 昨年、我々はデビュー45周年を迎えまして、新曲のリリースに「茅ヶ崎ライブ2023」の開催と、皆様のおかげで大変充実した1年を過ごさせていただきました。本当にありがとうございました!! あっという間に時は過ぎて、本日また、デビュー記念日が巡って参りましたが、サザンオールスターズの活動は…続きます!! 昨年冬よりスタジオに日々通い詰めておりまして、現在9年ぶり16作目のオリジナル・アルバムを年内にリリースするべく鋭意制作中であります!! デビューした当初はナウでヤングな若者だった我々サザンですが、気がつけばメンバー全員古希目前(汗)※毛ガニは今年10月で70歳。 昭和から平成、平成から令和へと世は移ろい、音楽の聴かれ方も目まぐるしく変わって参りましたが、我々のやるべきことは常に「新曲を作り、届けること」。やはり、これに尽きるのではないでしょうか。しかし、オリジナル・アルバムをひとつ作るのには、非常に長い時間と労力がかかってしまうのが現実であり、それなりの覚悟がいることも正直なところであります。 しかし、ここまできたらメンバー全員腹を括(くく)り、今のサザンに出せるすべてをもって、全身全霊で“オリジナル・アルバム”を創(つく)りお届けすることを、ここに宣言いたします!! そして、6年ぶりにROCK IN JAPAN FESTIVALにも出させていただくことになりました!! なお、今回の出演をもって、サザンオールスターズ、“最後の夏フェス出演”とさせていただければと思っております。我々高齢者バンドにとって、令和の夏は暑すぎるよ(笑い) 一旦、サザンは今回で卒業させていただき、後進の素晴らしいミュージシャンたちに日本の夏フェスの未来は託したいと思います。(それでいいよね、渋谷会長?) 今年は、ROCK IN JAPAN FESTIVALが25周年ということで、超ど派手な夏祭り(フェス)と行こうじゃありませんか!! そんなこんなで、まずは新曲「恋のブギウギナイト」の配信リリースから始めさせていただきたいと思います。 切ないながらもノリノリなナンバーですので、たくさん聴いてちょうだい[ハート] アルバムに関しては、もうしばらくお待ちくださいね。 皆様どうぞよろしくお願いいたします!! サザンオールスターズ 桑田佳祐
報知新聞社