大沢あかね、デビュー30周年・仕事と家庭両立の日々 話題を集める“美人化”は「もうネタにしています」
◆デビュー30周年 『ヘキサゴン』が転機に
子役から芸能活動をスタートさせた大沢だが、今年デビュー30周年を迎えた。そう伝えると、「おそろしい…。そんな月日が経ったんですね。ここまでの道のりは早いようで長かった感じですかね。いろんな経験を目まぐるしくしてきたんですけど、振り返ってみればあっという間な気がします。20代は特にバラエティに仲間入りさせていただいて、あっという間に時間が過ぎて。23歳で結婚したので早かったんですよね。それから子育てをして…。30年か…。今聞いてびっくりしますね」としみじみ。 さまざまなジャンルの仕事にチャレンジしてきたが、ターニングポイントとなる作品を挙げるとすると、どんな出会いになるだろう?「難しいですが、『クイズ!ヘキサゴンII』ですかね。あの番組で、世間というよりは、テレビ局の人に私の存在を知っていただけたかなと思います。ヘキサゴンのスタッフさんやもちろん(島田)紳助さんが私のことをいろいろなところで言ってくださったことをきっかけに、番組に呼んでいただけるようになりました。あとは時代が前後しますが、『ピチレモン』でのモデル時代も思い出に残っています」。 現在、中学生を筆頭に3児の母としても忙しい毎日を過ごしている。「本作のハリーとアルバスのような関係じゃないですけど、多感な時期でもあったりするので、皆さんと同じように子育てで悩むことも多いです。下の2人は天真爛漫というか元気ハツラツで、心配させるようなこともなく、それぞれの年齢でいろんな悩みがあります」と話す。「友達親子のような時もありつつ、ちょっと難しい時もあったり。でもちっちゃいころからパパとママはテレビに出ている人ということは分かっていて、仕事に理解はしてくれています」と、子どもたちの存在にも感謝しているそうだ。
◆“美人化”が話題に ダイエットや日々の美容が実を結んだ
最近はネットニュースで「美人化」「きれいになった」と話題になることも多い。「もう、ね~(苦笑)。周りから『ネットニュース見たよ!』って言われることも多いですし、先日も明石家さんまさんから『どこが変わったんや!』ってつっこまれたり(笑)。もうネタにしています」と笑う。そうした反響は「そうやって興味を持ってくださっているのがありがたいですね。“美のカリスマ”かどうかはわからないですけど(笑)、「急に美人化」みたいなタイトルを見ると、『前の私ってどうだったの?』と複雑な気持ちもありつつ、うれしいです」。 美の秘密を尋ねると、「昨年の夏にダイエットをしたんです。番組でバンドをやっていてドラムを担当しているのですが、1曲叩くとはぁはぁと息が上がるくらいでした。先生から体幹をつけたほうがいいと言われて、育休から復帰して特に何もやっていなかったので、ここで一回絞ってみようかなと思ったら、ダイエットが楽しくなっちゃって! ずっとトレーニングをしたりダンスをしたりしています。それがきっかけですかね」と教えてくれた。 「美容も、育休中はゆっくり自分に手入れをしてあげることがなくて、自分の顔を鏡で見ることもなかったんです。ある日、『え! 私、こんな顔だったっけ!? こんなやつれてたっけ!?』と気づき、『よし、まず朝に顔を洗うところから始めよう』と。顔も洗ってなかったんですよ、子育てで忙しくて(笑)。顔を洗って保湿も始めてみたら、みるみるうちに、ちゃんと肌がそれに応えてくれるということを実感しました。それから美容もトレーニングも楽しくなった感じですね。ここ1年、2年やってきたことがやっと実を結んで、みなさんに気付いていただけるようになって(笑)。本当にありがたいです」。 公私とも充実する大沢が挑む15年ぶりの舞台。「本当にとってもいい作品なので、おひとりでもそうですけど、大切な方と見に来ていただけたらいいなと思います。子どもから大人まで楽しめる世界を、私たちもしっかり作り上げられるよう頑張りますので、ぜひ劇場に観に来ていただけたらうれしいです」とメッセージを寄せた。実生活での妻・母としての経験も生かした役作りで、大沢がどんなジニーを見せてくれるのか、とても楽しみだ。(取材・文:田中ハルマ 写真:高野広美) 舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』は、TBS赤坂ACTシアターでロングラン上演中。大沢あかねは7月より登場。