【欧州選手権】スイス ドローで決勝T進出お預けも…32歳シャキリが先発起用に応える同点弾
◇欧州選手権1次リーグA組第2戦 スイス1―1スコットランド(2024年6月19日 ケルン) サッカーの24年欧州選手権ドイツ大会1次リーグ第2戦、3大会連続6回目の出場となるスイスはスコットランドと1―1のドロー。決勝トーナメント進出決定はドイツとの第3戦までお預けとなったが、スタメンに抜てきされた今大会初出場のMFジェルダン・シャキリ(32=シカゴ・ファイアー)が前半26分に同点ゴールを決める活躍を見せた。 白星発進を飾ったスイスは、勝てば決勝トーナメント進出が決まる一戦で先制点を献上。マクトミネイ(マンチェスターU)の放ったシュートがゴール目前でシェア(ニューカッスル)に当たって方向が変わり、GKゾマー(インテル・ミラノ)は反応できず。不運な形でリードを許した。 それでも同26分、スタメ起用されたシャキリが指揮官の期待に答える一撃。相手のパスミスを見逃さずゴール前に走り込むと、ペナルティーエリア手前に転がってきたボールをそのまま左足一閃。強烈なシュートがゴール左隅へと突き刺さり、歓喜の同点弾。第1戦出番のなかったベテランが詰めかけた大勢のサポーターを沸かせた。 1―1のまま前半を終えると、後半15分にシャキリが途中交代。代わって第1戦途中出場でゴールを決めたエンボロ(モナコ)が投入された。そのエンボロは同37分にゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定。結局1―1の引き分けに終わり、決勝トーナメント進出はお預け。勝ち点4の同組2位で23日のドイツ戦を迎えることになった。