雪が舞う中、マフラーや手袋などで防寒して歩く人たち＝９日午後３時１９分、長崎市茂里町

　長崎県内は９日、雪を伴う風が強まり、交通が乱れた。長崎地方気象台によると、１０日明け方にかけて断続的に雪が降る見込みで、路面凍結などへの注意を呼びかけている。 　海の便は９日、本土と五島を結ぶ九州商船の高速船全便とジェットフォイルのほとんどが欠航。博多と壱岐、対馬を結ぶ九州郵船もフェリー４便を欠航した。空の便はオリエンタルエアブリッジ（ＯＲＣ）が、長崎－壱岐、長崎－対馬の計４便を欠航した。 　県警交通規制課によると、９日午後７時半現在、積雪で雲仙市の国道１区間を全面通行止めに、県内の国道と県道計９区間をチェーン・スノータイヤ装着の交通規制にした。国土交通省長崎河川国道事務所は、県内で大雪注意報が発表されているとして「ノーマルタイヤでの通行は大変危険。冬用タイヤの装着やチェーンの携行、装着を」と呼びかけた。 　同気象台によると、１０日午後６時までに予想される２４時間降雪量は多い所で、南部と北部が山地５センチ、平地３センチ、壱岐・対馬、五島が２センチ。