【Bellator】渦中のムサエフが北アイルランド大会出場へ、どうなるケラモフのRIZIN佐賀大会
RIZINで2連勝中のトフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン)が、2024年3月22日(日本時間23日)の『Bellator 302: Anderson vs. Moore』ベルファスト大会に出場し、アルフィー・デイヴィス(英国)と対戦すると、米複数メディアが報じた。 【写真】アゼルバイジャン大会で武田光司を下したムサエフ Bellator契約下にあるムサエフは、MMA22勝5敗。2022年7月のBellator初戦でシドニー・アウトローを27秒 TKOに下すも、2023年3月のアレクサンドル・シャブリー戦で3R TKO負け。同年7月にRIZINに参戦し、アキラに2R KO勝ち。11月の前戦RIZINアゼルバイジャン大会でも武田光司を2R TKOに下していた。 しかし、そのアゼルバイジャン大会に関連するイベントでムサエフは、ヴガール・ケラモフ、メイマン・マメドフ、ルスラン・アファンディエフコーチらとともにフーリガン行為(暴力的行為など)を行ったとして逮捕されており、その後、暴行を受けたハサン・アジゾフと「当事者間の和解が成立した」と報じられている。 一方で、現地報道では「当事者の和解は刑事訴追終了の理由にはならないが、被告人に対して自由の剥奪ではない他の刑罰を適用することにつながる可能性がある」ともされており、ムサエフのBellator出場は、「1カ月と26日間の拘留期間」と報道されたケラモフとは「別の措置」が適用された可能性がある。 今回のベルファスト大会でムサエフが対戦するデイヴィスは、MMA16勝4敗1分。2021年5月にムサエフがTKO負けしたシャブリーに判定負けも、2022年10月のミラノ大会で元UFCのティボー・グティに判定勝ち。2023年8月のアーロン・クルーズ戦でも多彩な蹴りで判定勝ちを収めて、Bellator2連勝中だ。 サウスポー構えから繰り出される打撃の多くは、左右の自在な蹴りが多く、UCMMAでのケージキック戦では左の踵落としでのKO勝ちもマークしている。強打と組みを武器とするムサエフを相手に、蹴りでポイントアウトできるか。 一方、ムサエフのBellator欧州大会出場がアナウンスされるなか、2024年2月24日の『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』(SAGAアリーナ)では、ケラモフが摩嶋一整を相手に、鈴木千裕戦のKO負けから、3カ月ぶりの再起戦を行うことが発表されている。 大会を11日後に控えた現在、RIZINはケラモフvs.摩嶋戦について変更は発表しておらず、ケラモフの出国、日本入国は可能なのか。様々な調整がいまも続けられている。 ◆Bellator 302: Anderson vs. Moore 2024年3月22日(日本時間23日)SSE Arena 北アイルランド・ベルファスト ▼Bellator世界ライトヘビー級選手権試合 5分5R コーリー・アンダーソン(米国)17勝6敗 カール・ムーア(アイルランド)12勝2敗 ▼女子フェザー級 5分3R リア・マコート(英国)8勝3敗 シネード・カヴァナウ(アイルランド)9勝6敗 ▼ミドル級 5分3R ファビアン・エドワーズ(英国)12勝3敗 アーロン・ジェフリー(カナダ)14勝4敗 ▼ライト級 5分3R トフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン)22勝5敗 アルフィー・デイヴィス(英国)16勝4敗1分