写真：ケータイ Watch

　グーグル（Google）は、同社のスマートフォン「Pixelシリーズ」向けにAndroid 15の配信を開始した。セキュリティ機能の改善のほか、カメラやメッセージアプリなどの機能改善が図られている。 【画像】盗難検知ロック機能 ■ 盗難機能やプライベートスペース 　たとえば、AIによる盗難検知ロック機能では、SIMの取り外しや「デバイスを探す」の無効化など窃盗犯が狙うような設定項目に認証要件を追加し、複数回失敗するとデバイスがロックダウンしリセットしづらくする。 　また、銀行アプリなど機密性の高いアプリをプライベートスペースに置くことで、ほかのユーザーから見えなくすることができる。プライベートスペースのアプリでは、アプリリストや最近使用したアプリの履歴、通知、設定にも表示されなくなる。アプリは、追加の認証をすると確認できるようになる。 ■ 折りたたみデバイスのタスクバー 　折りたたみ式デバイスやタブレットのような大画面デバイスでは、タスクバーを画面にピン留めできる機能が追加された。画面レイアウトのカスタマイズや、よく利用するアプリをピン留めできるため、生産性向上が期待できる。 　また、よく利用するアプリのペアを登録しておくと、ショートカットにタップするだけでそのアプリを“いつものレイアウト”で開くようにできる。分割画面でアプリを開けば、ドラッグアンドドロップでアプリ間のファイル移動が簡単にできる。 ■ 衛星経由のメッセージなど 　カメラアプリでは、暗所撮影時のコントロール性能向上が図られたほか、メッセージアプリの衛星通信対応など、さまざまな機能の追加、改善がされている。