乃木坂46阪口珠美 ファースト写真集発売と卒業控え滅多に聞けない本音語る
乃木坂46阪口珠美(22)が、25日発売のファースト写真集「青いバラ」(幻冬舎)にかけた思いを語った。グループ卒業を控える心境も告白。先輩に憧れ加入した「たまちゃん」が、後輩たちから慕われる「珠美さん」になった約8年間を振り返り、ファンに感謝を伝えた。【横山慧】 【写真】阪口珠美ファースト写真集の先行カット 写真集は、初めて訪れたという香港とマカオで撮影した。「香港のナイトマーケットで服がバーッと並んでいたり、マカオのギラギラしたネオン街でチャイナドレスを着たり。思い描いていたイメージ通りの1冊になりました。自信満々です!」と胸を張った。「珠美が飛び出して来ちゃうんじゃないか、と思うくらいじっと見てほしいです」とアピールした。 初挑戦の水着やランジェリーショットでは、体幹トレーニング「たまトレ」で磨いた美しいボディーラインを披露した。「4、5年前からスタジオに通っていました。写真集の撮影前には初めてジムにも行ったんですけど、健康的が一番なので、食事は一切制限しなかったんです」と告白。「自分で『集大成』と言っちゃうくらい、すてきな作品になりました」と笑った。 中3の14歳だった16年9月、3期生として加入。「長かったです。青春を全てささげました。楽しいこともあったけど、つらいことも多かったかもしれないです」と述懐した。「でも、大好きなグループに入れたのが本当に幸せで、ここでしか得られないものをたくさん得られたので、悔いなく卒業できます」と晴れやかな表情を見せた。 加入のきっかけになった憧れの1期生、樋口日奈(26)はじめ、先輩たちからも愛された。「大好きな先輩方や、大好きな曲や衣装に囲まれるたびに、幸せをかみしめていました」とほほ笑んだ。 昨年1、2期生全員が卒業し、“最上級生”となった。テレビ東京系「乃木坂工事中」(日曜深夜0時15分)のバレンタイン企画では、5期生の小川彩(16)と岡本姫奈(20)から、全メンバー中最多タイとなる2個、プレゼントをもらった。「ずっと先輩に甘えてきた立場なので、まさか後輩をかわいがることができる日が来るとは思っていませんでした。慕ってくれる子がいて安心しました」と胸をなで下ろした。 「後輩ができて最初はちょっと戸惑っていた時期もあったんですけど、先輩がいなくなってもちゃんと教わったものを受け継がなきゃ、っていう気持ちでした。最年少のあーや(小川)とか、後輩の頑張りを聞くと涙が出そうになります。これからは外から乃木坂を応援したいです」 卒業後については「本当に1つのことしかできないタイプなので、とりあえずはゆっくり考えてみたいです」と話すにとどめた。7月15日の最新シングル「チャンスは平等」発売記念配信ライブで、卒業セレモニーが行われる予定だ。 「みんなと予定が合ううちにやりたいことをたくさんかなえたいです。3期生でのピクニックは実現しました。後はカラオケに行って久保(史緒里)ちゃんの歌を聴きたいとか、梅(梅澤美波)の作ったご飯が食べたいとか…。全力で悔いなく卒業したいので、応援してくださった方には最後まで恩返しできるように走り抜けたいです!」 8年間の上り坂は、まさにプライスレスだ。 ◆阪口珠美(さかぐち・たまみ)2001年(平13)11月10日、東京都生まれ。愛称「たまちゃん」。19年4月発売のシングル「Sing Out!」で初選抜入り。TOKYO MX「ぐるり東京 江戸散歩」(土曜午前11時30分)MC。161センチ。血液型A。