【お悩み相談連載:さらば青春の光・東ブクロの『こわいもんなし』】「タレ乳は性行為に躍動感を与え、視覚からも楽しませてくれる」
シリーズとして週プレNEWSで配信されたお笑い芸人・東ブクロ(さらば青春の光)のお悩み相談企画「さらばお悩み! 東ブクロの『こわいもんなし』」が大好評につきレギュラー連載スタート。 【画像】地球の誕生を見つめるかのようなまなざし 恋のお悩み、仕事のお悩み、日常のふとしたお悩み、そして性のお悩み......まで、東西南北森羅万象、どんな悩みも東ブクロがズバッと解決!! ■「お笑いの『フリ』と『オチ』のように」 【お悩みNo.23】寄せ書きの一言が苦手です。他人に興味が持てないため、退職・異動になる職場の人(特に仕事上あまり接点がなかった人)への寄せ書きがいつも「短い間でしたがお世話になりました」「お身体にお気をつけて」みたいな定型文になってしまいます。なので、いつもイラストを大きく描いて誤魔化しているのですが、正直それも苦痛です。 そこで、さらばBAR会員限定のコラムや「さらばのこの本ダレが書いとんねん!」の本の帯コメントなどで、ほどよいテキトーさと皮肉や洒落の効いた利いた文章表現力がキラリと光る東ブクロさんの知恵とセンスにぜひともあやかりたいです! どうかよろしくお願いいたします。【PN:KAZ・40歳・女性・契約社員(図書館勤務)】 * * * ――親しくない相手への寄せ書き問題について。 僕も経験したことありますが、あの文化はやめた方がええんちゃうかなーっていつも思いますね。距離がある人が無難なこと書いてるのをもらっても、あんまうれしくないでしょう。 ――気持ちのこもってない文章を見て余計に傷ついたり。 寄せ書きって陽キャの発想なんでしょうね。自分が欲しいもんだから「やろう」って言い出す。お前一人で書けばええんちゃうかと思っても、みんなを巻き込んでしまうから自分だけ断れない。 書く方は苦痛ですよ。その昔、乃木坂46のメンバーとテレビをやってて、番組が終わるっていうときに、みんなから寄せ書きをもらったんです。今見返してもちょっと恥ずかしいというか、「ほんま俺には書くことなかったんやろうな」って同情したくなりましたから。周りの子が書いてるのと同じことは書けないしね。 ――確かに最初に「お疲れ様でした」と書かれたら、その次に「お疲れ様でした」とは書きづらい。 どんどん書くことなくなっていきますからね。だったら、いの一番に書くのがいいのかもしれん。誰かが色紙を持ってるのが見えたらダッシュで駆け寄ってね、「私、書きます!」がええかも。 一番最初に書いてしまえば、他の人がかぶらないように気を使ってくれますしね。もらう側は、誰が最初に書いたかなんて順番はわからんですから、無難なことを書いても、その中で悪目立ちすることはないでしょう。 ――2番目以降に書かなくてはいけない時は、どうしたらいいのか。 やっぱその人が褒められてうれしいところを書きましょう。私はあなたの細かいところまで見ていましたよ、ってアピールをするといい。 ――仕事バリバリのプロデューサーに送るとしたら? なんやろな。「いつも頑張ってる姿を見て元気をもらえました。でも、周りに疲れてるところを見せないから心配です。これからは一人で背負い込まないでくださいね」 こうやって書かれたらうれしいんちゃうかな。 ――さすがです。では、お調子者のムードメーカーには? 「現場をたくさん盛り上げていただいてありがとうございます。あなたの明るさのおかげで楽しい時間を過ごすことができました。もっとあなたに人生相談とかしたらよかったな」 明るい人って、人から頼られたら無邪気に喜びますからね。 ――いつも無口でちょっと冷たそうな人には。 「あなたの冷静な判断のおかげで現場が何度救われたことでしょう。いつもクールな姿もカッコよかったけど、ふと見せる笑顔も素敵でした」 お笑いに「フリ」「オチ」があるように、寄せ書きも二部構成がベスト。最初は見た目などのアウトプットを褒めて、次に内面を誉める。シンプルだけどなこれに勝る構成はないでしょう。ぜひ参考にしてください。