NATS[日本自動車大学校]がレストアしたマツダ・ルーチェは一桁ナンバーの新車ワンオーナー! 当時感はそのままに美しく復活【東京オートサロン2024】
2024年1月12日(金)~14日(日)に千葉県の幕張メッセで開催された『東京オートサロン2024』。このビッグイベントには「自動車大学」もその成果を発表する場として出展しており、中でも「NATS」こと「日本自動車大学校」は常連校のひとつ。今年もブースにはカスタムカーからフォーミュラマシンまで、さまざまなクルマが展示されていた。その中で逆に異彩を放っていたのが、1台のクラシックカーだ。NATS(日本自動車大学校)の『東京オートサロン』への出展車はオリジナリティ溢れるド派手なカスタムカーの印象が強い。実際、『東京オートサロン』に出展するようになってから、同イベントのカスタムカーコンテストではグランプリを1回、部門賞では合計19回の最優秀層・優秀賞を獲得している。 【画像】一桁ナンバーの貴重なマツダ・ルーチェ。 “カスタムカーの祭典”である同イベントでこういったカスタムカーが注目されるのは当然だが、NATSの展示はそれだけにあらず。特に、袖ヶ浦が展示するレストア車はまるで新車のような仕上がりで同校とその生徒の技術力の高さを窺わせる。 昨年はスバル・アルシオーネVSターボのレストア車が展示されていたが、今年はどんなクルマがレストアされたのだろうか?
オートサロン出展車両では最古級のマツダ・ルーチェ
今回展示されたレストア車はマツダ・ルーチェ(SUA型)。昭和43年(1968年)式の新車ワンオーナーモノだそうだ。装着されたままのナンバープレートがその証拠。NATSと懇意の株式会社吉井自動車工場の会長から譲り受けた車両だそうだ。 来歴を尋ねたところ、もともと吉井会長はマツダ(東洋工業)で働いていて、独立開業する際にその記念として購入したそうだ。その後、NATSが譲り受けて大切に保管していたが、流石に経年劣化が進んできたことから今回のレストアに至ったという。 これまで多くのクルマをレストアしてきたNATSだが、1968年式のルーチェはその中でも最も古いクルマになったそうだ。それだけに、これまで手がけてきたクルマとレストア作業に違いはあったのだろうか?
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