新作アニメ『しかのこ』PRイベントに出席も物語にほとんど触れない暴挙「清き一票を」時事ネタ披露に反響
7月7日からTOKYO MXほかにて放送開始となる新作TVアニメ『しかのこのこのここしたんたん』について、先日6月28日に実施されたアニメ情報特番「つづきみ」内でゲストによるトークコーナーが展開され、宣伝プロデューサーの岡野 亜耶さんと、キャラクター「のこたん」が出席した。 【画像】動画でもたびたび登場した実写版「のこたん」ツノを着脱してもらう様子(全5枚) 『しかのこ』は講談社「マガジンポケット」にて連載中の、イラストレーター・おしおしおによる同名漫画を原作としたアニメ作品で、ある日、頭にツノが生えている謎の少女・鹿乃子のこを助けたことで、優等生(の皮を被った)虎視虎子の人生がかき乱されていく姿を描く、新感覚美少女ギャグコメディ。美少女とシカという予測不能な物語や、カオスとも言えるギャグシーンが詰め込まれたPVなど、摩訶不思議なシカ・ワールドに注目が集まっている。 そんな本作が、先日開催された新作アニメのPV映像を一気見するイベント「つづきみ」の第32回にてトークパートを展開した。宣伝Pと本作キャラクターの「のこたん」が登場すると、司会を務めたニッポン放送アナウンサーの吉田尚記さんはきぐるみで出演したこのたんに「どういうことでしょうか」と困惑交じりに質問。
OP楽曲「シカ色デイズ」に「何色だよ」リアルでも異様さ顕著
すると、きぐるみでは喋れないというのこたんの代わりに宣伝Pが「鹿とハイのハイブリッドです」と回答……と同時に、のこたんが自分の角を取り始め、自己紹介もままならぬなか「着脱可能」という事実が判明、さらなる困惑をもたらした。 続いて「WIT STUDIOが手掛けるハートフル美少女コメディ」「原作はVTuberも手掛ける人気イラストレーター」として本作の説明を行ったほか、“しかのこのこのこ~”のフレーズを繰り返す中毒性の高いOP主題歌を使った1時間耐久動画を「軽い気持ちで投稿」したらYouTubeで550万再生、TikTokで1,000万再生を突破るなど、放送前から注目されているとアピール。 これを受けて、同じく司会を務めるタレントの結さんは「ニコニコがダウンしていることが悔やまれる」と、両者の親和性の高さを挙げつつ「古のインターネットのノリを感じますね」とコメント。これに関連する形で、本作のOP主題歌のタイトルが「シカ色デイズ」であることを伝えると、吉田さんは某アニソンとの関連性を聞いたり「そもそもシカ色って何色だよ」とツッコんだりと興味津々。 その後もイントロダクションを伝えるも、作品の特異さ故に理解が追いつかず、未だにキャラの話もストーリーの話も一個もしてない状況に一同困惑。ここから察したのか、結さんは「頭をからっぽにして観ろということですか?」と問うと、ゲスト陣は同意。すると、あろうことか本当に放送情報を伝え締めに入る“PRらしからぬ”展開に司会陣は「(過去32回)これまで最も混乱したゲストパート」と評価した。 終いに「なにか一言」と求められた岡野さんはのこたんにバトンダッチするやいなや「シカに清き一票を」というノートブックを掲げ時事ネタをぶっこむと、吉田さんは「ここまでは言っていいはずなんだけど、いま東京都知事選挙だよね」「これまでの政見放送も『しかのこ』の宣伝だったんじゃないの!?」と冗談を交え、ユーモアの高さに驚いていた。 この一幕は『しかのこ』原作者でもある「おしおしお」先生がスクショで投稿し、公式引用含め計5500超のいいねを獲得。ネットだけでなくリアルでもその異様さを見せつけた。TVアニメ『しかのこ』は7月7日より毎週日曜にTOKYO MX、BS日テレほかで放送開始、「ABEMA」にて7月3日より地上波先行一週間最速で配信開始。また、本パートが展開されたイベント「つづきみ」の模様も後日7月10日にABEMAでの配信を予定している。