7歳のスケボー少女 自宅にランプ設置し猛特訓 大会で上位入賞…メキメキ頭角
東京オリンピックをきっかけに注目が集まったスケートボードは今年のパリ五輪でも日本勢のメダルラッシュが期待されています。大分県日田市でオリンピックの出場を夢見る7歳の少女が日々技を磨いています。 【写真を見る】7歳のスケボー少女 自宅にランプ設置し猛特訓 大会で上位入賞…メキメキ頭角 ■大会で上位入賞…メキメキ頭角 3年前の東京オリンピックで初めて実施されたスケートボード。日本は堀米雄斗選手や13歳の西矢椛選手らが活躍し、4種目で5つのメダルを獲得しました。これをきっかけに「スケボー」がブームに。大分県の協会に登録しているスケーターは3歳から65歳まで300人で、オリンピック前の2倍近くに増えています。 日田市に住む永田雫さんは小学2年、7歳のスケーターです。2年前にスケートボードに初めて乗るとすぐに夢中に。今年2月、全国から約100人が参加した大会「くまモンカップ」で、女子小学3年生以下の部で銅メダルを獲得。さらに3月10日には、北部九州の小学生スケーターが集まる大会「RAMP CUP」で2位に。才能を開花させ、頭角を表しています。 (永田雫さん)「大会は簡単じゃありませんでしたが、気持ちいいところが楽しかったです」 雫さんが育つ日田市には公営のスケート場があり、練習に打ち込める環境が整っています。現役スケーターとしても長く業界に携わり、雫さんを指導するスケートボードショップの甲能聡さんも将来に期待を寄せます。 (TREsb・甲能聡さん)「2、3年かけていけばかなり良いところまでいくんじゃないかなと僕自身思っています。本人の気持ち次第でどこまででも行けると思う」 ■自宅にランプ設置、目指すは五輪出場 練習を見守っているのは元スケボー少年で父親の健さん。DIY好きが高じて、子どものためにと大会サイズの練習場を自宅の敷地内に自作しました。 (父・永田健さん)「娘が全ての大会で1位になると言うので、親として何かできるかなと思ったときに大会と同じサイズのランプ(練習台)を家に作ったらいっぱい練習できるんじゃないかと思った」
次の大会で決めたいトリックを完成させようと、雫さんは練習で何度も挑戦します。 (父・永田健さん)「できないと思うとできないので、できる前提で取り組んで無理させてます」 そして、この日1時間かけて練習したトリックが成功。空中で360度回転して着地し、笑顔がはじけます。 (永田雫さん)「将来オリンピックに出たいです。金メダリストの四十住さくらちゃんみたいにどんどん技を出せるようになりたい」 夢舞台を目指して、スケボー少女の大冒険が始まります。
大分放送