小2女児、コミバスにはねられ死亡 茨城・河内 72歳運転手を逮捕 県警竜ケ崎署
20日午後7時15分ごろ、茨城県河内町十三間戸の県道で、歩いて横断しようとした同町、小学2年、女児(7)が右方から走って来た町運営のコミュニティバスにはねられ、腹部などを強く打って搬送先で死亡した。県警竜ケ崎署は自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、バスを運転していた同県龍ケ崎市、運転手、男(72)を現行犯逮捕し、容疑を同法違反(過失致死)に切り替え、事故原因を調べている。 同署によると、事故当時、近くにいた父親が119番通報した。現場は利根川の土手に沿う片側1車線の直線道路。土手と行き来できる階段があったが、横断歩道はなかった。バスは運行中で、乗客はいなかったという。男は容疑を認めている。 地元住民によると、事故があった県道はスピードを出す車両が多く、周囲に街灯がないことから夜間は暗い。 近くの50代女性は「救急車のサイレンを聞いて現場の様子を見に行った。家族とみられる女性が泣き叫びパニックになっていた」と話した。 死亡事故を受け、コミュニティバスを運行する同町の野沢良治町長は「被害に遭われお亡くなりになられた方、ご遺族の皆さまに対し心よりお悔やみを申し上げます。今後このような悲惨な事故が二度と起こらないよう、運行事業者と連携し、再発防止に全力で取り組んでまいります」とコメントした。
茨城新聞社