杉田雷麟&寛一郎、撮影中に熊に遭遇 劇中とシンクロのハプニング
その時の様子は杉田にとっても印象深かったようで、「僕もそのシーンはすごく覚えてて。テストの時か段取りの時だったか忘れたんですが、寛ちゃんが立ち上がって。『熊だ!』と言い始めて。『どんな芝居?』と思ったんですけど、振り返ったら『熊がいる!』と言ってて。本当にいるんだと。それは印象に残っていますね。僕自身もちょっと現実離れしていて、実際に熊がいるのを見るのも初めてだったので。ちゃんと生命が息づいているんだなと思って、感動してましたね」としみじみ。寛一郎も「マタギ監修の猟友会とは熊狩りに2、3回同行しているんですけど、撮影前には一度も見つけられなかったのに、まさか撮影中に見つけられるとは。運のいい現場だったと思います」と振り返った。
この日は本作のタイトルにちなみ、「今、果たしたい約束は?」というお題でトーク。杉田は「(俳優を)始めたころというか、3、4年前からずっと監督になりたいと言ってて。でも映画をやればやるほど、そんなに簡単に言える話じゃないなと思って。でもいろんな俳優さんから、若い世代が撮っておいた方がいいと言われて。ここ最近も、キャストさんやスタッフさんにすごく恵まれていて。僕自身も脚本を書いてみて、友人になった監督さんに脚本を見せたりもしながら。若いスタッフさんたちの熱い思いを聞きながら。やるんだったら本気でやらないといけないなと思った」と語ると、「なので、映画を撮って皆さんにお見せする、ということを皆さんの前で約束したいなと思います」と決意のコメント。大きな拍手が鳴り響く中、「すごいのぶっこんできたね」と感心した様子の寛一郎が「杉田君の映画に出してもらえないかなと思いました」とラブコールを送っていた。(取材・文:壬生智裕)
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