いまだ初冠雪なしの富士山が海外で話題!きっかけはSNSに投稿された1枚の写真「すごく違和感」「11月なのに…」
130年前の観測開始以来はじめて、初雪を迎えぬまま11月を迎えた富士山。海外からは、驚きの声が寄せられています。 【写真】海外でバズった!富士山の投稿がこちら
甲府地方気象台によると、富士山の初雪観測における過去の最晩記録は2016年の10月26日。 今年はその記録を更新し、観測開始後130年間ではじめて、富士山に積雪が見られないまま11月に入りました。この様子は、BBCやABC Newsなど、海外の主要メディアでも報じられています。 アメリカのジャーナリストであるナサニエル・セント・クレアさんは10月31日、Xに「(過去)130年で、富士山が初めての雪のない10月を経験」と投稿。この投稿は、Xユーザーに8000万回以上表示され、8万を超えるいいねが集まりました。 SNSには、海外の人々から驚きの声が寄せられています。 ユーザー①「今朝、飛行機から撮影した富士山の写真です。冠雪していないと、すごく違和感」 ユーザー②「富士山に雪が積もっていないってどういうこと?10月末なのに?!」 ユーザー③「新幹線からの富士山です。11月なのに雪が積もってないって、普通じゃないよね。“すっぽんぽん” だ」
実際に富士山を訪れた海外の観光客も、その変化を実感している様子。AFP Newsは11月1日、過去に富士山を訪れたことがあるという観光客2人の話を報道しています。 「子どもの頃は10月から11月にかけて(富士山を)訪れていたのですが、そのときは雪に覆われていました。だから、この時期にこの景色を見るのは本当に驚きです。地球温暖化の影響を、この目で実感しました」 「以前、富士山を訪れたときは美しく、真っ白で、すばらしい経験でした。ですが今は、まだ薄着で過ごせています。以前との違いを感じますね」 初雪観測の遅れが、地球温暖化に起因しているという事実は、現在のところ発表されていません。 この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:梶川あんな