「御神田」で田植え しめ縄奉納向け準備スタート 松尾清水区【長野県飯田市】
鳩ケ嶺八幡宮(長野県飯田市八幡町)の秋季祭典で来年度年番を務める松尾清水区は2日、12月に奉納するしめ縄づくりに向け、地区内の「御神田」で田植えと祈願祭を行った。地区の約80人が参加し、豊作を願った。 御神田での稲栽培は氏子11地区が交代で行い、次年度の年番が務める。しめ縄がつくりやすいよう、丈が長く育つ品種「農林22号」を栽培し、毎年種もみを受け継いでいる。今年は地区住民の4アールほどの田んぼを御神田として栽培する。 厳かな雰囲気で執り行われた神事では、地区内の小学校5・6年生15人が田植えの儀に臨んだ。そろいの法被とたすきを身に着け、太鼓の合図で一斉に苗を植えていった。 恩田嘉博区長(67)は「無事奉納できるよう、うまく育ってほしい」と話していた。