77歳女性が3400万円だまし取られる 外務省や警察名乗るニセ電話詐欺「現金調べる必要がある」と言われて信じ2カ所に送る 福岡
外務省や警察官を名乗る男からの電話でうその話を信じ込み、福岡市の77歳の女性が現金3400万円をだまし取られていたことがわかり、警察はニセ電話事件として捜査しています。 南警察署によりますと10月28日午後2時ごろ、福岡市南区の無職の女性(77)の自宅の固定電話に外務省を名乗る男から電話があり「あなた名義の携帯電話や銀行口座が犯罪に悪用されている。無断で携帯電話の契約をされたり口座開設されたりしたことの被害届を警察に提出してほしい」などと言われました。 その後、警察官を名乗る男に電話が転送され、男から「被害届は受理するが、あなたが犯罪グループではないことの証明のためあなたが保有している現金を調べる必要がある」などと言われ、これを信じた女性は11月7日から27日にかけて4回にわたって現金計3400万円を指定された2カ所に送り、だまし取られたということです。 警察はニセ電話詐欺事件として調べるとともに ▽電話で「お金」はすべて詐欺!すぐに相談110番! ▽電話の相手が警察など公的機関等を名乗って「逮捕される」「このことは誰にも話してはいけない」は不安にさせるための脅し文句です ▽「現金を宅配便で送れ」はすべて詐欺です と注意を呼びかけています。
テレビ西日本