【DeNA】貯金今季最多タイ4、首位広島と1差「チャンスだったので積極的に」先制打の牧秀悟
<阪神1-2DeNA>◇5日◇甲子園 キャプテンが、離脱した筒香の思いもバットに込めた。DeNA牧秀悟内野手(26)が、3回2死三塁から先制の適時二塁打をマーク。 阪神ビーズリーの初球のスライダーを強振し、左翼フェンス上部に直撃させた。「チャンスだったので、積極的にいきました。ジャクソンがいいピッチングで頑張っていたので、打てて良かったです」とコメントした。 前夜のヤクルト戦後、チームの大黒柱的な存在の筒香が左肋骨(ろっこつ)の疲労骨折で離脱することが決まった。コンディション不良もあり、最近7試合はベンチスタートだったが、シーズン途中加入で6本塁打を放った長打力と勝負強さはもちろん、経験も豊富。頼りになる存在を欠く中、牧が豪快なスイングで勇気づけた。 延長10回に決勝打を放ったのは、筒香からキャプテンを引き継ぎ、昨年まで務めた佐野恵太外野手(29)だった。延長10回1死三塁、カウント1-1から中前適時打を放った。先頭のオースティンが左前打で出塁。暴投で二塁に進み、牧の進塁打で1死三塁と作ったチャンスで勝負強さを発揮した。チームは貯金を今季最多タイの4とし、首位広島との差を1に縮めた。【久保賢吾】