【開幕特集】湘南のポイントは“攻撃力” 退団した大橋祐紀の穴を埋めるのは今オフ獲得の“エース候補”ルキアンか | J1リーグ
2024シーズンの明治安田J1リーグ各クラブとキーマンを紹介する。 【動画】吉田麻也と語るこれからのJリーグやブンデス注目チーム|内田篤人のFOOTBALL TIME
チーム紹介
山口智体制3年目となった昨季は、序盤戦こそいいスタートを切ったものの、徐々に勝ち星から見放される時期が続くことに。さらにシーズン中盤にはエースの町野修斗が海外移籍し、苦しい状況に追い込まれた。ただ、近年見せる残留力を終盤戦に発揮。ラスト6試合で4勝を飾り、J1に踏み止まった。 迎える今季は、2015年の年間8位の成績を塗り替えるような結果を残したいところ。今オフは町野に代わってエースに君臨していた大橋祐紀が移籍。ルキアンら新たなアタッカーは獲得したが、攻撃力は一つの鍵となる。若い選手が多いだけに、ブレイクするような選手が出てくれば、上位進出も夢ではない。
注目選手紹介:田中 聡
生年月日:2002年8月13日(21歳) 昨季成績:11試合0得点 チームの中核を担う存在として注目されるパリ世代の選手だ。 田中は下部組織時代から過ごす湘南で2020年に2種登録選手としてデビュー。さっそく17試合に出場し、若手ながらも老獪なプレーで一気に注目を集めた。迎えた翌年はトップ昇格を果たして36試合に出場。そこで評価を高め、2022年夏にはベルギーのコルトレイクに移籍を果たした。ただ、欧州では思ったような成果を残すことができず、昨年の6月に復帰した。 今季はそういった状況もあり勝負の1年になるだろう。パリ世代の代表で存在感を高めていくためにもクラブでの活躍は必須となる。ボール奪取のみならず、ゲームクリエイト力も高めてチームを牽引したい。
注目選手紹介:ルキアン
生年月日:1991年9月21日(32歳) 昨季成績:27試合5得点 今オフに獲得したエースストライカー候補。ここ数年、エースとして活躍していた町野修斗、大橋祐紀の二人がチームを離れたことで、大きなポイントになるのが得点力の確保となる。そこで白羽の矢が立ったのがルキアンだ。 ブラジル人ストライカーは、2021年にジュビロ磐田でJ2得点王になると、ここ2年はアビスパ福岡でプレー。初年度こそ結果を残すことができなかったが、昨季は27試合で5得点とまずまずの結果を残した。今季、新天地で求められるのは、昨年の大橋が残した13得点を超えるようなパフォーマンス。根本凌らとのポジション争いを制し、ゴール量産といきたい。