ルーネが苦境を乗り越え2回戦へ「とにかく踏み止まろうと自分に言い聞かせていた」 [ATPロッテルダム/テニス]
ルーネが苦境を乗り越え2回戦へ「とにかく踏み止まろうと自分に言い聞かせていた」 [ATPロッテルダム/テニス]
ATPツアー公式戦「ABN AMROオープン」(ATP500/オランダ・南ホランド州ロッテルダム/2月12~18日/賞金総額229万720ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス1回戦で、第3シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)がロマン・サフィウリン(ロシア)を6-4 2-6 6-1で振りきり大会をスタートした。 ~ABN AMROオープンで初戦を突破した第3シードのルーネ選手~ 5-4から初めて相手のサービスゲームを破って第1セットを先取したルーネは第2セット2-1から2度連続でサービスダウンを喫してセットオールに追いつかれたが、第3セット1-1から最後の5ゲームを連取して1時間53分で勝利を決めた。 サフィウリンは第3セット1-1からのレシーブゲームで0-40とチャンスを迎えていたが、5つのブレークポイントを凌いでキープしたルーネが流れを掴んだ。 「間違いなく苦境に立たされていた。あのときの僕はあまりいいプレーができていなかったから、とにかく踏み止まろうと自分に言い聞かせていたんだ」とルーネはターニングポイントを振り返った。 「試合が長引くほど自分本来のレベルを取り戻す時間ができると考えていたら実際にそうなった。そのゲームを取ったことで流れを掴み、第3セット2-1から本当にいいプレーができるようになったよ」 ルーネは次のラウンドで、前日に勝ち上がりを決めていたアレクサンダー・シェフチェンコ(カザフスタン)と対戦する。 この日は2回戦が3試合行われ、第2シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)、第5シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)、元世界ランク3位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)が8強入りを決めた。 ルブレフがフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)との元チャンピオン対決を3-6 7-6(6) 7-5で制し、デミノーが予選勝者のダビド・ゴファン(ベルギー)を6-3 6-1で下し、ラオニッチは第8シードのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)を6-4 6-4で退けた。ルブレフとデミノーは、準々決勝で顔を合わせる。 そのほかの試合では第1シードのヤニク・シナー(イタリア)、第6シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)、エミル・ルースブオリ(フィンランド)、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したガエル・モンフィス(フランス)が2回戦に駒を進めた。 前週のマルセイユでツアー5勝目を挙げたばかりだった第7シードのユーゴ・アンベール(フランス)はルースブオリに6-7(5) 6-4 3-6で敗れ、初戦でシードダウンを喫した。
テニスマガジン編集部
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