【話題の快適パーツ】OUTEXデモ車のCT125で、ステムスタビライザーや振動吸収レバーガードなど、同社の人気アイテムをチェックしてみた!
大阪府貝塚市のOUTEX(アウテックス)。’05年スーパーモタード鈴鹿南コース大会で250クラスと450クラスのダブルウィンを獲得、さらに’16~’19年筑波ロードレース選手権TC400クラスに単気筒エンジンでスポット参戦し、4勝を獲得するなどの活躍をしてきた中島氏による、他にないアイディア溢れるオリジナルパーツで人気のパーツメーカー。 【画像】OUTEX CT125のカスタムパーツ装着イメージ・ディテール写真解説はこちら(28枚) 特に振動吸収レバーガードやステムスタビライザーは、ハンターカブカスタムにおいても非常に高い評価を受けている。そんなアウテックスのパーツがどうにも気になったので、デモ車を取材して各種パーツを紹介していくよ。
OUTEXデモ車CT125(JA55)
まずはデモ車の外観から。見た目にはほぼノーマルのイメージを残しているが、往年のCT110を彷彿とさせるヒートガードのマフラーが特に目を惹く。 装着されているパーツは、OUTEXマフラー、ステムスタビライザー、振動吸収レバーガード、Fステップ&可変ブラケット、スポークブースター(前後)、クリアチューブレスキット(前後)。 ステムスタビライザー、振動吸収レバーガードは、ボディ同色のグローイングレッドで仕上げられているため、非常にまとまりの良い印象。この2点については、カラー展開されているので、好みに合わせたチョイスも可能だ。ボディ同色での仕上げであればデモ車のように、ノーマルの印象を損なうことなく、装着することができる。 では、各アイテムの詳細を掘り下げていくよ。
2軸傾斜+1軸可変式により、自在なセッティングとソールへの追従を生み出すFステップ可変ブラケットセット
まずはFステップ可変ブラケットセット。これはステップ部分がソールに追従するFステップと、ステップ位置の変更を可能にする可変ブラケットを組み合わせたもの。もちろんCT125専用品で、オフロード走行に適したFペグ(https://www.webike.net/sd/25916499/)も用意される。 ステップは荷重による入力という、バイクの操作に置いて非常に重要な役割があるけど、それをより効果的にするのがFステップ。レーサーなどは、丸軸のステップを使用するが、それでも実際の接地面はそこまで大きいものではないという。 そこで、ステップ自体がソールに追従することで、常に安定した操作を可能にするという仕組み。 ソールにしっかりと接地するステップ面と回転軸により、つねに足裏がステップにしっかりと接地。コーナリングなどの動作でも、安定した操作ができるのはもちろん、さらにステップが追従することにより、ギアチェンジやリアブレーキ操作時にもステップへの接地感は損なわれず、あらゆるシーンでの操作性が向上する。 これだけでも相当な構造だが、可変ブラケットによりステップの位置をセッティングすることも可能。こちらも回転軸を活かした設計で、調整範囲は5段階。実際の動きとしてはこんな感じ。 2つの軸と1つの可変軸を持ち、一般的なステップよりもかなり複雑な構造になっている。ステップという、重要でありながらもなかなか注目されづらかったものに、ここまで向きあったアイテム開発は、レースシーンでの経験豊富なアウテックスならでは。