シンガーソングライター熊木杏里 新作アルバムに込めた思い明かす「生きるっていいなと思ってほしい」
シンガーソングライター・熊木杏里が、このたび、フリーアナウンサー・清水健がパーソナリティーをつとめるラジオ番組に出演。11月にリリースした14作目のオリジナルアルバム『生きるとは』について、さまざまなトークを繰り広げました。 【関連】シンガーソングライターかわにしなつき 作りたいのは「楽しい時も辛い時も隣にある、そんな音楽」 「かんさい情報ネットten.」(読売テレビ)内の名物コーナー「めばえ」のテーマ曲『誕生日』を歌う熊木さんと、キャスターをつとめていた清水は旧知の仲。最近は一緒に、トーク&コンサートやイベントを定期的に行っているといいます。 熊木さんについて、「そのままな人」と評する清水。そんな熊木さんとのエピソードを、自虐混じりに明かしました。 「熊木さんの意見を聞きたいことがあったので、(電話で)『結構大事な話なんですけど、いまお時間いいですか』と尋ねた。すると、『いまカレーを注文したんです。ちょっと待っててください』と言われて。カレーに負けた僕です」(清水) 先日、中国でのライブを終えたばかりの熊木さん。「楽しんできたか」という問いには、「7年ぶりに(中国の)重慶に行ったんですけど、(お客さんが)『おかえり』と言ってくれて」と歌手としての喜びを語りました。 さらに、「火鍋があったんですけど、私は辛いものが苦手で。なので、真ん中に辛くないゾーンを作ってもらって楽しみました」というエピソードを披露。清水からは、「またいつものわがままを言っていたわけですね」と茶化される場面も見られた。 先月11月27日(水)には、14作目となるオリジナルアルバム『生きるとは』をリリース。 熊木さんは今年42歳になったそうで、祖父の死や友人の息子が引きこもりになったこと、母や友人のおばさんの定年退職など、「私の周りのいろんなところで『生きるとは』ということが巻き起こっていた」といいます。 「改めて、『生きるってなんだろう?』と考えることが多いタイミングだった」と、アルバム名や同名の収録曲に込めた思いを明かしました。 「ただ、生きることを重く考えてほしいわけではない」と、熊木さん。楽曲アレンジも明るめのテンション感に仕上がっているそうで、「悩んでほしくて詩を書いたり、歌っているわけじゃなくて。最終的には、『生きるっていいな!』と思ってほしくて作っているアルバム」と話し、音楽として気軽に楽しんでほしいと呼びかけました。 以前から熊木さんの楽曲を聴いていた清水も、「『生きることについて深く考えよう』『生きるとはこうなんだ』と言っている曲ではない」とコメント。 そのうえで、「いま自分が過ごしている毎日のなかで、ふと、『生きるってなんだろう?』と問いかけたくなるような、いまの自分を見つめ直すきっかけをもらった感じがします」と感想を述べました。 アルバム発売を記念したインストアイベントが開催されるほか、12月24日(火)に放送される、小田和正によるクリスマス恒例の音楽特番「クリスマスの約束 2024」(TBS系)への出演も控えている熊木さん。 リスナーに向けて、「関西だと『誕生日』の曲を知っているという方は多くいらっしゃるので、楽曲とともに熊木杏里が歌っているんだということを知っていただければうれしい。そして、アルバム『生きるとは』もぜひ聴いてみてほしいですし、ライブにも来ていただければうれしいです」とメッセージを寄せました。 ※ラジオ関西『Clip木曜日』より
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