パキスタンのカーン前首相を起訴 寄贈品売却、政情悪化も
【イスラマバード共同】パキスタンの裁判所は10日、首相在任中に外国首脳らから受け取った高額な寄贈品を売却したのに、政府への正確な報告を怠ったとして、カーン前首相を起訴した。カーン氏は否認している。地元メディアが報じた。 捜査当局は9日、首相在任中に妻による大学設立のための土地取得を巡る汚職に関与した別の容疑でカーン氏を逮捕。各地で支持者と治安部隊の衝突が続いており、起訴を受けて政情がさらに悪化する恐れがある。 パキスタン選挙管理委員会は昨年10月、売却を巡りカーン氏による「虚偽報告や汚職」を指摘。国会議員資格を剥奪した。
