現Krush王者の稲垣柊が元K-1王者の林健太からダウンを奪って判定勝ちしK-1王座獲りをアピール【Krush】
「Krush.160」(4月28日、東京・後楽園ホール)でKrushスーパー・ライト級王者の稲垣柊(K-1ジム大宮チームレオン)が元K-1 WORLD GPライト級王者の林健太(FLYSKY GYM/Tmile Gym)を激闘の末、判定で下した。 今大会ではスーパー・ライト級の8選手による「K-1×Krushスーパー・ライト級4対4マッチ」が行われた。本戦開始前に実績で勝る4選手の「K-1選抜」と若手のホープ4選手の「Krush選抜」がリングの対面に立ち、それぞれがロープを引いてこの日の対戦相手を決める「綱引き抽選」を実施。 その結果、第5試合「ジン・シジュン(韓国/チームサイコピットブルス)vs FUMIYA(E x F)」、第6試合「佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)vs 寺島 輝(TANG TANG FIGHT CLUB)」、第7試合「林 vs 稲垣」、第8試合「ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)vs 塚本拓真(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)」の4試合が決定した。
林は2019年3月に卜部功也を破り、K-1ライト級王座を獲得。翌年12月にゴンナパーに敗れ王座から陥落。2021年には2階級制覇を目指してスーパー・ライト級に転向。昨年3月にK-1王者・大和哲也への挑戦を実現させるも判定負け。今回はそれ以来の再起戦だった。 稲垣は昨年4月の王座決定トーナメントを制し、Krushスーパー・ライト級王座を獲得。11月には小嶋瑠久を相手に初防衛に成功。ここまで10連勝と、Krushスーパー・ライト級では盤石の強さを見せていた。
1R、オーソドックスの構えの林とサウスポーの稲垣。圧をかける林。稲垣は回って右ジャブ、左ミドル。林は圧をかけ右インロー。稲垣は右ジャブ、左ストレートをガードのすき間から打ち込んでいく。そしてボディーにヒザ。林は右インロー、右ボディー。そこに左ストレートを合わせる稲垣。なおもワンツーの稲垣。林は右インロー、右ボディーストレート。その打ち終わりにパンチを合わせる稲垣。稲垣はワンツー、左ヒザを顔面に。バッティングで一時中断。再開後、稲垣のローがローブローで中断。再開後、前に出る林に稲垣がカウンターで左のショートを合わせてダウンを奪う。立ち上がった林に稲垣は圧をかけ、飛びヒザ、パンチの連打。回って交わす林だが、稲垣は追ってなおもボディーブロー、ヒザ、左ストレートを当てていく。ガードを固めしのぐ林。 2R、稲垣は右ジャブ、左ヒザ、左ロー。林は圧をかけるが稲垣は的確に左ストレートを当てていく。林は詰めて前蹴り、ローからパンチも稲垣が巧みにかわす。稲垣は足を使って林の圧をかわすと左フック、左ストレート。林のパンチの打ち終わりにワンツー合わせる稲垣。前に出てパンチの林に稲垣は左ミドル。前に出る林に稲垣は右ジャブを刺していく。そして左ストレートを打ち抜く。林はもらいながらも前に出て右ボディー、右ストレート。しかしパンチの的確さは稲垣。